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小説 舞の楽園 ( トルコ10日間 )

   
         トルコ 10日間   < 11 >
   「騒がないのならこの手を外してやる!」
 必死で私が首を振っているのを見て彼は呟くように言いました。
「うん、うん」と息が苦しい私は頷きました。手が口から外れて大きく息を吸い込んだ私は
『助かったと思ったものです。しかし裂かれるような激痛はまだ私を苛んでおりました。
余りの激痛と口を塞がれていたことでしゃべることも出来ない私を知った彼は、可愛そう
に思ったのか私の肉体に入っている肉棒を動かそうともせずにジッとしていてくれたので
す。
その間、白いお尻を掴まれたままの私の頭はフル回転をしています。
ここが私のお部屋であることが判って来ました。『だけど・・・如何してここにいるのだ
ろうと考えたのです。食堂でワインを飲んだことを思い出しています。
それから先のことは頭がボーッとして覚えていないのです。状況からすると彼にお部屋ま
で連れて来て貰ったようです。
ハッとして後ろを振り返りました。そこには機内と食堂で一緒だった彼がいました。彼は
丸裸です。私も丸裸で四つん這いになっております。しかも、彼の肉棒は私のアヌスに入
っているのです。
全裸の彼が四つん這いに這っている私の後ろにくっついて、膝立ちの姿勢で私を犯してい
るのです。
彼の太い大きな男根が痛みの原因であることがハッキリとしてきました。
彼が砲身を動かさないでいてくれた為にか、痛みは急速に収まって来てはいましたが、『
女のように犯されてしまった・・・」と思ったのです。

 私も中年の男です。
週刊誌などで男と男の性行為があることぐらいは知っております。そしてその行為が口や、
肛門を使って行為をすることぐらいは想像出来ます。
しかし、『わたしには関係がないことだ・・・』と思っていました。
「イヤッ、イヤです。離れて下さい・・・」
男の私が男に犯されていることに気付いた私は愕然として叫びました。しかし、『もし大声
を出して誰かが来てわたしを見たら・・・如何思うか・・・?』と考えたらば、『恥ずかし
いのは、犯されているわたしなのだ・・・』と思い、大声では叫べなかったのです。
私が大きな声を出さない、いえ出せないことを知った彼はニヤリと笑ったようです。
もう、彼の手は私の口を開放して、私の腰を掴んでいました。

 『この男は、いや・・女だ!。俺に犯されていることを恥じている。その証拠に他人を
呼ぼうとはしていない!つまり、俺に強姦されてしまったことは、公にはしないという
ことだ・・・」と安心して自信を持ったのです。
そして、『この男を自分の女にしよう・・・完全に性転換をさせて、自分の妻にしてもいい』
とまで考えたのです。
私が彼を訴える積りがないことを知った彼は余裕が出て来ました、

 「いや、離れない!放したくは無いよ・・・」
その時点では肛門に入っている男性自身が与えている痛みは、彼が動かさないでいてくれた
お陰か、激痛は急速に収まって来ていまして、幅ったい痛みに代わっていました。
「俺のオンナになれ!ずっと可愛がってやるぞ・・・」
余裕が出て来た彼は突然のように、今考えた自分の欲望を吐露しています。
しかももう私を年上の男としては扱っていなく、女として扱っているような口調です、今まで
「僕」と言っていたのに、俺と言っていました。男の尊大さを示す言葉でした。(続く)

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Author:舞
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