小説 舞の楽園 ( トルコ10日間 )
- 2019/02/28
- 01:05
トルコ 10日間 < 14 >
”パン、パン、パン“
大きな玉袋が私のお尻に当たって、軽快な音が聞こえています。それと同時に抜き差し
される肛門からは、“グチュ。グチュ”と私を恥ずかしがらせる湿った音も聞こえ始め
ました。
「イヤァ・・・そんなに・・・音を立てないでェ・・・」
肉棒を受け入れて私はもう年上の男の矜持は何処にもありません。女に成った私のオ〇
ンコが音を立てているのがとっても恥ずかしいのです。思わず喘ぎの中で口走っており
ました。
女のような甘い抗議の声を聞いた彼は『この男は落ちた!女になった!もう俺の物だ』と
思ったそうです。思えば、『どの女もこの性技をされれると、甘い声で抗議をしたんだっ
け・・・」と思い出していました。
しかし、彼の肉棒は本物の女よりもキツイ締め付けに、もう我慢の限界に近づいていま
した。欲望を吐き出す寸前だったのです。
白いお尻に打ち付けていた腰がピタッと止まりました。
その時は夢中になっていましたので判らなかったのですが、良くあんなに高速で打ち
付けていた肉棒が止まったものだと、後で考えて私は感心したものです。
「イ、 イクゾッ・・・アア。出るッ・・・出すぞ・・・」
彼が叫びました。そして・・・止まった砲身の中に出口目がけて精液が登って来るの
が知覚されたのです。
私も一応は男でしたからオナニー等で自分の小さな分身を擦ったことがあります。その
放出の瞬間に精液が登って来るのが判るのです。
それとそっくり同じものが登って来るのが判りました。
私も週刊誌等でエイズの恐ろしさは読んだ記憶があります。怖さも判っている積りです。
男女の性交によって感染するよりも、アナル性交によってそれも男と男の性交によって
罹る方が多いことも読んだ記憶があります。
スキンが有効な手段であることは言うまでもなく知っていました。
だけれども、今、私の肛門を犯している彼はスキンなど着けてはいないことは明白です。
生身の男根を入れているはずなのです。
けれども、その瞬間はそのようなエイズに関して恐ろしいとは思いも浮かびませんでし
た。早く私を開放してくれることを願っていたのです。
だって・・・高速で出し入れされた初めて男の人を受け入れた肛門は熱を持って、『擦り
切れてしまうのじゃないかしら・・・」と思っていたのですもの・・・
次の瞬間です。ドバーと放出されたのです。いえ、放出などと云う生ぬるいことは
申しません。弾き出したと云うのが正確かもしれません。
「あ、ああぁぁ・・・」
その瞬間に、私は驚きの叫びを上げていました。ところが腸の最奥で止まった後の放出
は、それ1回では無かったのです。
続いて第2弾、第3弾と発射されまして、その度に私の身体は丸くなっていたようです。
発射の圧力は段々と弱まりながらも8~9回は発射されました。
頭が真っ白になってしまった私には分からなかったのですが、そも都度「あっ。あっ、あ
あぁ・・・」と甘い女の声で鳴いていたようです。
いつの間にか、私の肉体はシーツの上に平たく延びておりました。彼の大きな体が私の上
に覆い被さっていて、重たかったことを覚えております。
今になって考えて見ると、彼の重みと熱い体温は決して不快なものでは無かったように
記憶しております。それどころか、小柄な私に覆い被さっている彼の肉体の重みが心地良
いと感じている私がおりました。(続く)
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