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小説 舞の楽園 ( トルコ10日間 )

   
         トルコ 10日間   < 19 >
   安心した私が身動きをしたのでしょう、彼が「ウ~ンッ」と大きく延びをして、仰向
 けに姿勢を変えたのです。 彼が目覚める基を私が造ったようなのです。
その後彼に抱かれて眠って解ったことですが、彼は目覚める前には必ず大きく延びをする
のです。大きく延びをするのはいいのですが、掛けてある毛布を蹴り上げるのです。
これは彼の癖のようです。
これを書いている朝も、彼は毛布を蹴り上げて大きく延びをしました。
彼と私は丸裸で寝ていましたから、私達の全裸を覆っていた毛布は外れて半分ほどがベッド
の下に落ちてしまいました。私の白い駆と彼の大きな毛むくじゃらの全裸が曝け出されて
しまいました。
仰向けになった彼の身体には漆黒のモッサリした長い毛の叢が、いやでも私の眼を射ます。
驚いたことには、その叢の中には彼の男性自身が起立をして辺りを睥睨しています。
朝立ちをしているのでしょうか・・・?パンパンに張ってカチンカチンの砲身です。

 夕べの今朝なのです。確か夕べは4回も私の肉体の中に精を放った筈なのです。
それなのに・・・もう精が溜まって来ているのでしょうか・・・
高士さんの精力の強さには、目を見張ってしまいました。同時に『これが男性なのね・・』
と思ったのです。
それに引き替え、私の小さな包茎の男性自身と言ったら、朝立ちは云うに及ばず大きくなる
ことすらしてはいないのです。
『こんな小さい男根を持っている男は男性とは言えないのじゃないかしら・・・』と彼の
雄大な男性自身を見て考えてしまいました。そして夕べ、「女になれ。俺のオンナになれ」
と彼に言われたように、『女になる運命だったのかもしれない・・・』と思ったのです。
そう考えると私の手はごく自然に黒光りをしている叢に、そしてその中でギンギンに勃起
をしてツヤツヤと光っている男性自身に伸びていたのです。まるで、子供が物珍し気に手
を伸ばすが如き仕草でした。

 「如何した? 万子、起っているのが珍しいのか・・・?」
突然、頭上から笑いを含んだ太い声がしました。高士さんは私の手の感覚に目覚めていた
ようです。
「あっ、いえ・・・」
私は大いに慌てました。子供が悪戯を見られた時のように怯えて手を引っ込めたのです。
「ハハハ・・。万子は可愛い奴だ!どうだ・・・俺のは大きいだろう?大きいものが気に
入ったようだな。これで、昨晩は善がり泣いたんだぞ・・・」
瞬時に赤くなって手を引っ込めましたが、彼はその手を摑まえ再び巨大になった自分の
分身に押し付けながら笑って言います。
「そんな・・・善がり泣きなんか・・・していません」
昨晩この大きなものを肉体に受け入れて、女として犯されたことを思い出して、私は真っ
赤になって彼の言葉を否定しました。しかしその言葉は男のイントネーションではなく、
オンナの言葉だったのです。
私の手の中の砲身はカチンカチンになり、手を離すことが出来ませんでした。

 「万子。口で・・・咥えてくれよ・・・」
高士さんはもう私をこれっぽっちも『男性である』とは思ってもいないと云った口振り
です。わざと「万子」と呼んでいるのかも知れません。
この巨きな砲身で犯されて、なおかつオンナになることまで承諾させられてしまった私を、
男性であると云うこと意識させないようにしている見たいなのです。彼の優しさかも知れ
ません。
「はい・・・あなた」
強い男性からの優しい口調に、私は思わず女言葉で応じていました。もうオンナになるこ
とは規定の事実のようでした。
そして、半身を起こして逞しい男性自身に口を寄せていたのです。
妻の女陰には何度か口を付けたことがありますが、他の男性の性器に唇を持って行くなど
の行為はしたこともありません。
しかし、万子と呼ばれてオンナにされた私には、その男性器に愛おしい気持ちが湧いて
いました。
だって・・・昨晩、その巨大な男性器によって、私は陶酔の淵に埋まっていたような記憶
があるのですもの・・・もう、辛抱などしていられない気持ちでした。(続く)
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