小説 舞の楽園 ( 熟れた男達 )
- 2019/04/06
- 00:23
熟れた男達 < 8 >
俺が浴衣を脱がした時に起き上がった睦子は、立ち上がって彼女の方を向
いてパンツを脱いでいる俺の方をトロッとした眸で見ていた。
初めて脱がされてしまった女はどの女でもそうだが、ボーッとした焦点の合わ
い眸をして俺がパンツを脱ぐ様をみているんだ。そうして、俺がパンツを下ろ
して怒張が跳ねだすと喜色を露わにするのである。
彼女の場合はちょっと違った。
俺の巨きなものを見て、喜色を浮かべることは浮かべたと思うのだが、直ぐに
恥じらいの表情と同時に杞憂の表情を作ったのだ・・
自分の肉体の中には、それほど大きなものは入らない・・と想像したのであろ
う・・と俺は思った。
俺の逸物は本物の女でも持て余す大きさである。自分の入れることに慣れてい
る肛門でも、とても入らないと思ったようだ・・
杞憂の表情は兎も角も、俺は女の恥じらう姿が好きなのだ。女は恥じらうこ
とが大切だと思っている。・・だから女は可愛いのだ・・
この睦子も眸の縁をほんのりと赤く染めていた。
その布団と隣の布団から枕を取って二つを重ねて「この上に寝ろ・・!」
と言うように、俺は全裸にした睦子に身振りで示した。
彼女は俺の巨きなもので姦れるのことを覚悟したようだ・・
「ちょっと・・待って・・」
拒否とも違う言葉を口にして、彼女は立ち上がった。
俺は一瞬でがキョトンとした。今まで女をベッドへ誘って全裸にしたら、拒否
をされたことなど無い。合意に上で、後は女陰に突っ込むだけだ・・
「何をするのか・・?」と思って見ていると、布団の縁を廻ってさっき脱いだ
下着を仕舞った、造り付けの洋服タンスのところに行き、黒いポーチを取り出
した。
ポーチはバスの中では睦子の腰に付けていたものだ。俺は何が入っているの
かと思っていたんだ・・
そのポーチにはコンドームと潤滑油が入っていたんだ。
そのプラスチックの瓶とコンドームを取り出して、座卓の上に置いた。彼女は
瓶の蓋を開けて手に中味を垂らして、アヌスに塗り込んでいる。
俺はその用意が良いことに驚いている。そして・・睦子は男が初めてじゃない
と確信したのだ・・
処女じゃないと確信した俺の怒張は跳ね上がった。もう我慢が出来なかった。
俺は処女は嫌いだ!もし女の処女を破ったら、後で「結婚してくれ・・」と
煩く付きまとわれかねない・・と敬遠している。
膝を突いてアヌスに潤滑油を塗り終えた睦子が、俺が用意した腰枕の上に
仰向けに寝たのを確認した後に、彼女の両脚を持ち上げようとしたんだ・・
「つける・・?」
コンチャンを取り上げて、彼女は俺に聞いている。俺は黙って首を振った。
彼女は俺が性病持ちだと心配したのではない・・と俺は思っている。
自分の汚いアヌスに俺が生のまま突っ込むのは嫌だろう・・と心配したのだ
と思っている。
だから・・ニッコリと笑ってやったのだ・・
彼女は赤くなりながらも、その配慮に嬉しそうだった。
そして・・枕の上に寝て腰を上げている彼女の脚を持ち上げて開いた。(つつ
く)
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