fc2ブログ

記事一覧

小説 舞の楽園 ( 熟れた男達 )

   
         熟れた男達  < 13 >
   睦子の淹れてくれたコーヒーは、毎朝飲んでいるインスタントのコーヒーで
あるにも関わらず、旨かった。
 「旨い! 睦子。いい女房になるぞ・・!」
 思わず、俺は言ってしまっていた。それほど・・旨かったのである。
 俺は既に、彼女と一緒にこの家で住んでもいいな・・と思っていたのである。
「おい・・睦子。一緒に住もう・・。毎晩可愛がってやるぞ!お前は勤めを始めたら
・ ・家を出なければならないのだろう・・?」
俺はもう彼女の男だった。先程帰りのバスの中での話を思い出しながら睦子に言って
いた。
俺は径行直情の男だった。言ったことは直ぐに実行しないと気分が悪い。俺の言葉を
聞いて呆然としている睦子の肩を抱いていた。
もう・・彼女を犯したくもなっていた。

 「その話は後だ・・!今日は帰らなくともいいのだろう・・?」
俺は今日旅館を出る前に、睦子が部屋に付いている浴室兼洗面所兼トイレでシャワー
浣をしているのを知っていた。彼女のオ〇ンコの中は綺麗になっている筈だ・・
睦子は何も言わないけれど、俺が誘ったならば従って来ようと思っているに違いない。
「朝まで・・タッフリと可愛がってやるよ・・」
背中を抱いて俺の方を向けて、上気して赤くなった睦子の唇に俺の唇を押し付けて
いたのだ・・
彼女の唇はチョット受け口で、チョット赤かった。俺は口の中に舌を入れて彼女の
舌も奪ってやっていた。
ここまですると・・もう面倒臭くなったのだ。行き成り睦子を抱っこして1階の食
堂から2階の寝室のダブルベッドまで運んでいる。そして・・キスをしながら睦子
の着ていた衣類を脱がせ始めたのだ・・

 その夜は計5回も睦子のオ〇ンコに放出して、睦子を堪能させてやったのだ。
睦子は若い頃ゲイバーに勤めていた・・と言っている。寝技は得意のようである。
男とは星の数ほど姦ったのだろう・・と思ったが、意外とオ〇ンコは締まってい
る。
俺は彼女の過去は問わないことにした。
本当のことを言うと、過去には星の数ほどの女が俺にもいたんだ・・
「暫く使っていないので・・痛いわ・・」と言う睦子は泣いていたが、俺と睦子
の肉体は相性が良い見たい・・だ。
「この家で・・暮らさないか・・?」
次の朝、車で相席をして会社に行く途中に、俺は呟いていた。


        { 5 }
  睦子は今、俺と暮らしている。
あの宿で初めて睦子を抱いて、俺のオンナにしてから半月もしないうちに、俺と
同棲を始めたんだ。
夕べのSEXでどんなに疲れて言おうとも、睦子は俺よりは1時間近くも早く
起き出して、昨夜の激しいSEXの残照をシャワーで流して、軽くお化粧をして
から朝食を作るのだ・・
「朝は時間が無いから・・化粧なんてしなくともいい・・」
「あなたと向き合って食べるのに、スッピンでは恥ずかしいわ・・」
俺が言うのに対して、可愛いことを言っている。本物の女よりも考え方も行動
も女らしい・・
彼女が作ってくれた朝食を食べてから、俺はシャワーを浴びるんだ。その間に
睦子は食器を洗って、それから手早く化粧を落とすんだ・・
折角した化粧を・・と思うだろうが、女のままでは会社に行くことが出来ない
からだ。
化粧を落として、男の洋服に着替える訳だが何時も時間を食っているのだ。

 俺は気が短い。人を待つのが大嫌いだ。その代り、人を待たせることもしな
い。
約束の時間に最低5分は早く行くことにしているんだ。
だから・・出勤の時間も5分前には事務所に入っていないと、1日が始まらな
いのである・・
だが・・今車で通勤していると、途中だ渋滞に巻き込まれたりして遅くなって
しまうのなんて言語同断である。
遅刻をしないように、30分は余裕を持って通勤しているんだ・・(つづく)
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

舞

Author:舞
FC2ブログへようこそ!