小説 舞の楽園 ( 熟れた男達 )
- 2019/05/01
- 00:52
熟れた男達 < 33 >
俺はポルノショップに入って行った。
ショップの内部は5坪ほどの造りで、それこそポルノ用品が人形に着せられたり、
ガラスケースに入れられたりして沢山並べられていた。
俺は1人で来た振りをして商品を見て廻り、ポルノの雑誌の置いてあるところでは
本を選ぶ振りをしていたんだ。
暫くすると、俺の女どもが入って来た。
女どもは入り口のところで、内部の様子を伺っているように佇んでいたが、顔を見
合わせると中に入って来た。
2人は怖いのか、仲の良い姉妹のように手を繋いでいる。俺の後ろを通ったが、俺
の方は見ないようにしているようだ・・俺も知らない振りをしている。
2人は張り型やバイブの見本が並んでいるガラスケースの前に行って、小さな声で
話し合っている。
どっやら・・俺に買うように言われたレズ用の双頭のバイブを選んでいるようだ・
・ ・
「これを・・見せて下さい・・」
低いけれど鮮やかな女の声で睦子が店員に声を掛けた。
睦子は病院でオッパイも大きくして、もう何処から見ても女盛りの女体である。
今までワザとのようにお客が入って来たのに知らん振りをして、本を読んでいた
店員が急に愛想笑いを浮かべて、品物を指指している2人に近づいている。
「これ・・ですね・・」
若いハンサムとも言える店員がガラスケースから取り出したのは、長さが60c
mもある肌色の双頭の張り型であった。それには・・両端に鰓は張ってはいない
が亀頭が付いている・・
「これは・・ですね・・こうすると・・曲がるのです。使いここちは抜群です・
・ よ。
俺が見ていると、店員は恥ずかしいのか朱い顔をしている2人の女の眼の前で
張り型を曲げたり伸ばしたりして見せている。
きっと若い彼は、その双頭の張り型を彼女達が2人で使うものと思っているよ
うである・・
俺は2人に興味を引かれたように、そっと近づいて行った。
「じゃぁ・・これにするわ。それとね・・」
急に小さな声になった睦子は言った。正子は知らない振りをして、ジェルの棚
に目を注いでいる。
「ええ・・ありますよ。そこの人形が履いているのですが・・」
開き直ったような睦子の口元に耳を寄せて聞いた店員は傍の人形を指さしてい
る。
同じ様に紅くなりながらも、開き直ると正子よりも睦子の方が度胸があるよう
だ。
指差した方を見ると、派手な真っ赤なパンティを履いた腰から下だけの人形の
陰に白い人形があった。その人形は蒼い薄手のブラを着けて、腰には革の黒い
パンティを履いている。
そのパンティには黒くって大きい巨根が猛り起っていた。(つづく)
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