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小説 舞の楽園 ( 熟れた男達 )

   
         熟れた男達  < 34 >
   「これはね・・こうして・・取り外しが出来るのです・・よ」
 ね定員が人形に近づいて行って、起立している男性器に手を掛けるとグルグルと廻し
 始めてそれを抜いている。
 抜いた跡はネジが切ってあって、それに嵌め込んで起立をさせているようである。
 黒い男根の大きさはさっきの双頭の張り型よりも幾分細いようである。
 「他には・・無いの・・?じゃぁこれにするわ・・!ネッ・・いいでしょう・・?」
 睦子は傍にいる正子の承諾を得ると、店員も頷いてそれに決めたようである。
 
  それから、2人は俺に言われたように買っている。
 着ると腰までしか無いと思えるようなシースルーの青紫と黒のベビードール2着づつ
 と、赤とピンクの股空きのパンティ。ジェルに小さなピンクのローターを買った。
 それらを包んで貰って、慌てたように店の外へ出て行った。
 「あの女達は良く来るの・・?」
 俺はピンク雑誌を持って店員に近づいている。
 「いいえ。初めてなんですよ・・。でも・・あの人達はレズですね。きっとボイン
 の年の若い人のほうが男役をやるのでしょう・・ね」
 俺の差しだしたエロ本を袋に入れながら、若い店員はニヤリと笑いながら言ってい
 る。
 女共がレズッテいる姿を思い出したのか、履いているジーンズが膨らんでいるのを
 俺は見つけていた。
 彼が睦子と正子を女だと思っていることに、俺は満足感を覚えていた・・。


         〔 12 〕
  綺麗な女になった2人はとても仲が良い。
 2人共上品な女と云った風情で、とてもSEXの時の乱れた姿態は想像できない・
 ところが、俺が棚に置いてある張り型の位置を変えて置いたりすると、位置が微
 妙に変っていたりするのだ。
 俺が勤めに行っている留守に、毎日では無いだろうが2人でレズ行為をしている
 ものと思えるのだ・・
 「今日の昼、レズッタだろう・・?」
 夜、寝室でベビードールを着た2人を並べて白い掘った後に揶揄したように聞く
 と、2人は真っ赤になって頷くのである・・
 すっかり女になった2人の性欲は、普通の老人だと衰えるものだが衰えること
 を知らないようだ・・
 男根を使わなくなって受け入れるだけ・・だから、性欲が無くなることが無い
 のであろう・・
 若返っている彼女達を見ていると、俺も羨ましくなって『俺も女になろうかな
・ ・』と思うこともあるのだ。『男はつらいよ ・・』を実感しているところ
である。

  土曜の夜は俺のために・・と言うよりは、彼女達のためにあるようなものに
なって来ている。
無論、俺が睦子と交わっている時には全裸の正子が、俺と正子がSEXをして
いる時は睦子が、俺達の中に加わって来るのだが・・
平等をモットーにしている俺だ。2人の女達に1回づつ射精をして、俺達は風呂
に入って女共に身体を洗わせてサービスをさせてはいるのだが・・
「レズって・・見ろよ・・!」
風呂から上がって、軽く化粧を直した女達に命令すると、女達は疲れも知らない
ように絡み始めるのだ。(つづく)
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