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小説 舞の楽園 ( 私の旦那様は弟の親友 )


          私の旦那様は弟の親友  ( 16 ) 
   それは・・グッ・グッ・グッと力強く登って来るのです。
 そして、次の瞬間にです。腸内をバシンと震わせるような勢いで、それは弾けたのです。
 『腸が・・腸が破けちゃうぅ・・』と思った程激しい放出でした。
 私は夢中になって、思わず敬様にしがみ付いておりました。

  どのくらいの時間が経ったのか定かではありませんが、敬様にしがみ付いている私の腕
 をそっと優しく外して離れました。
 「アッ・・・」
 やや柔らかくなった男根がツルンと言った感じで肛門から抜け出ました。私は思わず声を
 出しまして、抱き付いていた彼の身体から離れたのです。
 挿入されていることばかりに夢中になっていて、初めての、それも・・犯されてのSEX
 で、シッカリと彼の身体に抱き付いていたことを知りまして、恥ずかしくなったのです。
 「俺の身体に縋り付いて・・・そんなに・・良かったのかい・・」
 彼にそんな・・皮肉を言われてしまいました。

 後で考えますと・・彼は余裕が出て来ますと、チョット意地悪になるようです。
日常はとっても優しくって、私を女性として立ててくれるのですが、SEXに於いては
敬様は充分すぎるほどSなのです。 
逆に・・彼がSになればなるほど・・私はMになって行くようなのです。
でも・・この12歳も年下のSの敬様が私は大好きなのです。敬様がいらっしゃらなけれ
ば、私はこの世に生きては行けないと思うほど、大好きなのです。

  
   またまたお話が飛んでしまいました。
 彼が肛門から抜け出ました砲身をティッシュで拭っている間に、私は犯されたショックで
 呆然と逞しい男根を見ておりました。
 丸裸に剥かれた下半身を女のように脚を縮めて横座りをして、アヌスからは血が滲んで
 いました。
 「お前は・・男を受け入れたのは、初めてなのか・・?」
 「ゴメン」とか「痛いか・・?」とか言うのが普通だとは思うのですが、彼はそう聞いて
 来たのです。
彼が指したシーツを見て、私は自分のアヌスが切れて血が滲んでいることに初めて気が
 付きました。
 挿入される時に切れたか、激しく突かれている時に切れたのか分かりませんが、押し広げ
 られる痛さに気が付きませんでした。
 『処女なのだから・・血で出るのは当たり前なんだ・・』まさか彼はそう考えていると
 は思いませんが・・

  そう聞かれまして、私はちょっと悔しくなりました。『彼の[わたしがヤリマンだ・・]
 と言う誤解を解かなければならない・・』と思いました。
 このまま、疑われたままでは、私は浮かばれません。
 「はい・・」
 決心した私は大きく頷きました。(つづく)
 
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