小説 舞の楽園 ( 私の旦那様は弟の親友 )
- 2019/06/02
- 01:55
私の旦那様は弟の親友 ( 20 )
「塾をお休みさせちゃったようね。悪いことをしちゃった・・のかな・・?」
彼が幾ら背伸びをするようにしていても、お洋服を着ると私は年上の女です。頷きながら
彼に謝っています。
けれども・・彼は「又、来る・・」と言っています。
駅まで敬様を送って行くことにしました。
「駅まで・・おお見送りしたい・・わ」と言うと「いいよ!風邪が治ったばかりだろ・・?
夜風はいけない・・よ」
彼は優しいのです・・が、私の方こそ名残惜しいのです。
「理枝。本当は男にフェラチオぐらいしたことがあるんじゃないのか・・?」
駅まで5~6分の道程ですが途中まで来たところで、突然彼が言い出しました。余りにも
先程の私のフェラチオが上手だったのを思い出して疑問を抱いたようです。
「ううん・・初めてよ・・!本当に男の人なんか・・・口にしたのも・・初めてなんだか
ら・・・」
私は必死に否定しました。本当に生まれて初めて男性を咥えたのです。
街灯の明かりでは見えなかったと思いますが、真っ赤になっていました。
「初めてにしては・・余りに旨過ぎるんだもの・・・」
「だって・・あなたに喜んで頂こうと思って・・」と言い終わらない内に、ムンズと私の
手を掴んだ彼によって横道に暗がりに引きずり込まれていました。
そして・・唇を奪われていました。
それは・・長い永いデープキッスでした。両腕の上から私の身体を抱き締めて、身動き
が取れない私の唇を奪っています。
『何時他人が来るかも知れないわ・・。こんなところで・・なんて、恥ずかしい・・わ』
と思っていましたが、私の肉体は彼を求めています。
私が呼吸が出来なくなって、離れる仕草をするまで、唇は奪われています。
先程のSEXの中では幼稚なキッスをしたと思っているのか、彼のキッスは激しいので
す。
「嘘だよ・・今までの理枝なんか・・どうでもいいんだ・・!けれども・・俺のオンナ
になったからには・・・浮気なんか許さないぞ・・!」
「俺は独占欲が強いらしい・・彼女には純潔を守っていて貰いたいんだ・・」
「その代り・・大切にするよ・・!いつまでも俺の彼女でいて貰いたいんだ・・」
情熱的で激しいキッスが終わると、敬様は私の眸をシッカリと見詰めて、約束をして下
さったのです。暗闇の中でも、彼の眸はギラギラと真剣そのものでした。
私は思わず、彼の唇に縋り付いておりました。だって・・とっても嬉しかったのです
もの・・
今度は私の方が積極的に彼の唇を吸い、口の中に舌を差し入れていました。
「これが・・わたしのお返事・・よ。ありがとう・・」
キッスが終わるとそう呟いていました。
その夜は・・彼に愛されたアヌスはチョッピリ痛かったのですが、私は幸せに抱かれて
眠りについていました。(つづく)
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