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小説 舞の楽園 ( 私の旦那様は弟の親友 )


          私の旦那様は弟の親友  ( 42 ) 
   今の境遇は精神的にも、肉体的にも私には不満などはありません。
 しかし・・私がM女として成長すればするほど、女として成熟すればするほど。『女の人に
 も責められたいわ・・』と思うようになって行きました。
 レズビアンに憧れていったのです。
 けれども・・そう云う行為は敬様を裏切る行為だ・・とは思っています。レズをしたい・・
 とは心の中では思っていたに過ぎません。『夢のまた夢・・』だと思っていました。
 そんなことを考える私を『本当に淫乱で・・悪い女だわ・・・』と軽蔑をしていたのです。


  しかし・・そんな時に・・お母様と緑お姉様のレズ行為を見てしまったのです。
 「理枝・・!こっちへ・・・お出で・・」
 緑お姉様の凛とした声が私を呼んでいます。今までお店での呼ばれた時には「理枝さん」
 でしたが、今は女王様のように「理枝」と呼び捨てです。
 「はい・・」
 私は思わず答えていました。そして・・半裸のママさんの黒いレースのパンティを履い
 ているお尻に手を当てている緑お姉様にフラフラと近づいていました。
 私はヤッパリマゾなのです。命令口調で言われると逆らうことが出来ないのです。

  「美加も・・ああ言っているから・・・見学させて上げるわ・・!そのユニホームを
 脱いで全裸になって、そこに・・正座をしなさい!」
 緑お姉様は厳しい声で私に命令しております。命令された私は「女性の姿をしている
 けれども、本当の女性ではないのよ・・どうしましょう・・」と考えてママさんの方を
 覗いました。
 ママさんもレズ行為を私に見られてしまって恥ずかしそうにしていますが、『もう如何
 しようもないわ・・」と思ったのか、私の方を見て頷きます。
 既に、プライベートではママさんは緑お姉様の女奴隷だったのです。

  私も覚悟を決めました。『もう・・如何なっても・・・いいわ・・・』と云う気持ち
 です。
 その時の私の心の中には『緑お姉様とお母様のレズビアンが見られるのだわ・・』と
 云う期待に似た気持ちと、『お2人の行為に参加させて貰えるかもしれない・・わ』と
 永い間夢見ていた憧れを期待する気持ちがあったのです。
 けれども・・敬様の怒った顔も浮かんでいたことは事実です。
 『敬様に叱られるかも・・・知れない・・わ』とは思ったのですが、お母様の了解を
 得ているのだ・・と言う意識があって、甘えてしまおうと思っていました。

  スーツの制服のボタンを外して脱ぎ、白いブラウスの首に巻いている紐状のネクタイ
 を取る私の手は震えています。
 「美加。どうしたの・・?いつも、わたしにしていたことを忘れた・・の?理枝が見て
 いると出来ない・・の?」
 年上の女性に言うような言葉ではありませんで、女王様が奴隷に言うような緑お姉様の
 声がしていまして、ハッとお2人の方を見ました。(つづく)


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