小説 舞の楽園 ( 私の旦那様は弟の親友 )
- 2019/07/05
- 01:38
私の旦那様は弟の親友 ( 53 )
散歩から帰って来ますと、夕食の前にお風呂に向かいます。勿論、男2人は男風呂へ、私は女の大浴場へです。
私の身体は敬様と暮らすようになってから、女性ホルモンを摂取しておりますので、もう身体の1か所を覗いては完全に女の身体になっております。
その1か所も、今日は念入りにタックを施しまして、一見して女性の身体です。
『他の女の人から見たらば、如何思われるのかしら・・』と不安で心配ですが、他の女性と一緒の大浴場へ向かいました。
私の裸は男の人は敬様。女の人はお母様と緑お姉様以外の人には見せたことはありません。
本物の成人女性と比べると、まだまだお腰は小さいのですが、胸はBカップには膨らんでいます。
「もう・・こうなったら・・・」と覚悟を決めて女性の人の大浴場に入りました。
けれども・・女性の方は、あんまり同性の裸には興味を抱かないようです。私の裸など見ている人はいないようです。
考えて見ますと、女性の方でもお母様や緑お姉様のようにレズビアンの人って少数派なのです・・ね。
特に今日は、家族連れで来ている人が多くて子供さんの世話に夢中で、私の裸などには
注視する人は皆無でした。
大浴場に入りまして、サウナ風呂にも入ってユックリと入浴しました。そして、皆と一緒に身体を洗いまして、浴衣を着てお部屋に戻ったのです。
お部屋に戻るとまだ男の人2人戻っていません。
『どうしたのかしら・・』と思いながらもトイレへ入り、大浴場では洗うことが出来なかった後ろの孔に、持参して来たイチジクでお浣腸を施して、ウォシュレットの水流を最大にして直腸まで綺麗にしました。
『今日は貴広が居るから・・敬様も手を出しては来ないでしょう・・』と思いますが、敬様が何時私を抱いてくれてもいいように・・』と用意万端です。
お部屋に備えてあります、如何にも高価そうな三面鏡が置いてあります。その三面鏡の前に座りましてお風呂に入って乱れたお化粧を直していると、敬様達がやっと帰ってきました。
「理枝。綺麗だよ・・・」
敬様がお化粧をした顔を見ておっしゃいましたが、弟の貴広の様子が何時もの貴広ではありません。・・と言うよりも、お風呂に行く前と違うような感じがしました。
『お風呂で・・何かあったのかしら・・・?』と不思議に思いましたが、私はお化粧が
旨く出来たことの方が嬉しかったのです。
「食事に行こう・・よ」
「うん。僕ももう腹がペコペコなんだ・・・!」
貴広と私は敬様の言葉に頷いて、1階の大広間に行きました。大広間には豪華なお膳が
ズラリと並んでおりました。
お食事の前に敬様と貴広はお銚子を頼んでおりました。
「未成年なのに・・いけないんだ・・・」
本当は2人は成人ですが、私もそう言いながら1杯だけ頂きました。私はお母様の酒処を
お手伝いしている関係上、大分飲めるようにはなりましたが、敬様の前では処女なのです。
(つづく)
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