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小説 舞の楽園 ( 私の旦那様は弟の親友 )


          私の旦那様は弟の親友  ( 55 ) 
   私は全身の力を抜きました。暴れるのを止めたのです。
 貴広は急に大人しくなった私を押さえている手の力を抜き、私を上から見詰めています。
 「敬様に・・・何か・・言われたのね・・」
 「うん。姉貴・・否。理枝を抱いて来い・・って・・」
 弟は小さな声でそう言っております。
 これは・・ことが終わってからの、弟の貴広の告白なのですが・・・
 「貴ちゃんは・・・まだ・・童貞なんか・・・?」とお風呂に入っている時に、聞かれたそうです。
 「小学生の時から付き合っていて・・女の話をするのは・・初めてじゃないかな・・」と貴広は言っていました。
 『きっと、がり勉の2人は、勉強のこと以外のことは話し合ったことがないのね・・』と私は思いました。
  「ウンッ・・・そうなんだ!敬が羨ましい・・よ。毎日、姉貴を抱けて・・・」
 貴広は答えたそうです。本当に羨ましかったのだと・・・思います。
 「うん。理枝は綺麗なそして素敵な女になった・・・」
 「貴広・・理枝を抱け・・・よ。理枝を襲ってしまえ・・よ」
 敬様は大きく頷くと、貴広に向って嗾けるように言ったのです。
 「僕は理枝も大切な女だけれども・・・貴広。お前がまだ童貞だということに・・危惧を持っているんだ・・・!お前は一生独身で過ごす積りはないんだろう・・?それだったら・・・
 理枝を抱けよ・・・!理枝を貸す・・よ・・!」

  突然の奇妙な話に弟は驚いてしまったのです。
 でも・・小・中・高校と敬様と弟は何でも賃貸する仲でした。それほど・・2人の間には違和感が無かったのです。
 「でも・・姉貴じゃ・・な・・」
 「俺は兄弟もいないし1人っ子だし・・父親は女を作って母親と離婚をしている・・。それ以来、母親はレズに走っているらしい・・・」
 「だから・・かも知れないが・・俺は性に関しては・・世間の常識を信用しないんだ・・・
 常識なんて・・糞くらへ・・と思っているんだ・・・」
 薄暗いサウナの中で、敬様はそう言い放ったそうです。

  貴広には、敬様の言っていることが、理解出来ました。
 敬様は「男と女の区別などはない・・・」と言っているのです。それだからこそ・・・『兄貴を女にして、自分の伴侶としたんだ・・・』と理解したのです。
 そして・・「近親相姦のタブーなんて関係がない・・・」と言っているのです。
 『敬は、中学・高校時代のように、自分が持っているものは何でも使っていいよ・・。自分の女は1人しかいないが、理枝でよかったらば使って欲しい・・』と言っているのだと理解したのです。

  敬様と一緒に私の両親に逢いに実家へ行った時に、私がパンティをずらして無毛のオマ〇コを見せた時のことを、弟は思い出していたのです。
 白いレースのパンストと共に降ろした私の白いお尻と、僅かに前屈みになった白い脚の
狭間に、縦に割れた薄茶色のオマ〇コの様子が目に浮かんで来たそうです。
 同時に、私の陰部に振りかけてあった香水の匂いも浮かんで来たそうです。
 それを見て勃起をしてしまったように、今も起って来てしまったのです。(つづく)
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