小説 舞の楽園 ( 記念日 )
- 2017/09/03
- 08:47
記念日 《 10 》
それでも私はこの場所で、この家族が団欒する居間で、このまま犯されることは嫌で
した。
居間は生垣に阻まれて中が見えないにしてもガラス戸は開け放しておりますし、いつ何時
他の人が来るかも分かったものではありませんからです。
そして・・2階に行くまでの間に、孫の興奮した頭が冷えて、正気に戻ってくれるのでは
ないか・・と云う淡い期待もあったのです。
私の肉体のほうはもう既に承諾していましたが、気持ちのほうはそんなことはいけないと
思っていました。
「うんっ・・早く2階に行こう・・よ!」
私の承諾に童貞と言っていた孫の健太は酷く嬉しそうに大きく頷きました。そして、催促
をしています。
もう健太は、私が彼のお爺ちゃんと云うことは頭には無いようです。独りの女としか見て
はいないのでしょう・・
先程見せた怖い顔も、緊張したような顔も、何処かへ行ってしまったような屈託の無い
笑顔を私に向けています。
私は40年前に先輩のオンナになったように、孫である健太のオンナになることを心に
決めていたのです。
既に丸裸にされていた私は押し付けられていましたソフアーから起き上がりました。
そして、彼に取られてしまってフローリングの床に落ちていたパンツを履こうとしまし
た。
幾らSEXをすることを承諾してしまったとは云え、丸裸のまま階段を上がって2階
まで行くことは恥ずかしくって出来なかったのです。
女のような身体付きを家族の皆に見せないようにと、いつもキチンとした格好をして
いましたので、余計に恥ずかしかったのです。
ところが健太は私が下着を手に掛ける前に、その下着を素早く奪ってしまったので
す。
「僕が・・抱いて行ってやるよ・・」
それどころか、たたらを踏む私の手を引いて、彼の方へ私の身体を引き寄せています。
立ち上がりかけて不安定な私の躯は、大きくって逞しい彼の胸の中にスッポリと入っ
てしまいました。
その私を抱き上げてくれていました。
小柄な私は股間のものを隠す暇も無く、彼の逞しい腕に横抱きに抱き抱えられてい
ます。
お姫様ダッコと云うのでしょうか・・それなんです。
「アッ・・イヤッ・・」
私は又。女の悲鳴を上げていました。
白いものが2~3本見え始めた薄い叢と、小さな男性器を晒して、お姫様ダッコをさ
れて悲鳴です。
孫の健太は『可愛い・・・女だ・・・』と思ったそうです。(つづく)
記念日 《 11 》
健太は私を横抱きにしたまま、造作もなく階段を上っています。
「重いでしょう・・?」
全裸の私は彼の広く、スッカリ逞しくなった胸へ縋り付いて、『あの可愛かった孫が何時の
間にかこんなに逞しい男になったのかしら・・?』と考えていました。もう女の考え方で
す。
私を抱き上げたまま寝室の扉を開けて、妻が亡くなった後に私が1人で使っているダブル
のベッドの上に、ソォ~と私を降ろしています。
お姫様抱っこをされてここまで連れてこられた私はもう彼の欲求を拒否は出来ない感じで
す。そして・・何よりも私の心が女になっていました。
彼がズボンとシャツを脱ぐのを呆然と見つめていたのです。
彼が男性自身を起立させて、2~3歩ですが近づいて来ました。
旺盛な叢と、中央には大きくってしかも若々しい男性自身がそそり立っているのが、目に
入りました。先端には露さえ浮かべているようです。
彼はその身体だけではなく、旺盛な叢も性器も婿殿に似たのでしょう・・
しかも・・その男性の性器は記憶に残っている私を犯した男性のそれよりも、大きさも太
さも勝るとも劣らないのです。
女になった私には垂涎もののようですが、その時は『大きいわ・・こんなに大きなものが
わたしの身体の中に本当に入るのかしら・・・』と思ったほど立派なものでした。
全裸になった彼はベッドに上がると、物も言わずに私の両脚を抱え上げて来たのです。
そして・・私の躯を二つ折りにしたのです。
大声を出して助けも呼ぶことが出来ない私のアヌスへ(いや、もうオマンコですよね・・)
いきり立っている砲身を当てて来たのです。
女性を抱いたことが無いそうですが、SEXのやり方ぐらいは知っている素振りです。
しかし、緊張からか彼の顔色は蒼白になっていました。きっと、彼は私に拒否されるので
はないかと焦っていたのでしょう・・
「ちょっと・・待って・・!そんなに・・焦らないでェ・・。そこの・・そくの三面鏡
の引き出しに、クリームがあるわ・・それを・・塗ってちょうだい・・」
「優しく・・して、ちょうだい・・な」
懸命に男根を押し込もうとしている彼に、そう言ってベッドの脇に置いてあった三面鏡を
指差しました。
妻が亡くなった後も私が忙しさに紛れて、妻のものはほどんと処分はしていなかったの
です。タンスの中のものを云うに及ばず、三面鏡もそのまま置いてありました。
幾ら、先程彼の指と掌で広げて緩めてあると言っても、時間が起ち私のオマンコは乾いて
いるようです。当たられた砲身は引き攣れまして痛いのです。
私を恐怖に陥れた彼の砲身は入りそうにもありませんでした。
「うん・・じゃぁ・・このままで待っていてね。動いちゃ・・ダメだよ・・」
「女と遣る時には・・濡らさなければ、入らないよ・・」と先輩から聞いていたのでし
ょう、さっきも指を濡らして股間を弄っていたことを思い出した彼は焦って砲身を入れ
ようとしたことを恥じるように頷いてから、ベッドを降りて三面鏡からクリームを取り
出しました。
彼が三面鏡の引き出しを開けて、クリームを取り出すのに掛かった時間はたったの3
~4秒だったと思われますが、仰向けの私は恥ずかしかったのですが、脚を上げたまま
の姿勢で彼を待っていました。
もう・・逃げる訳にはいかないようです。(つづく)
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