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小説 舞の楽園 ( 私の旦那様は弟の親友 )


          私の旦那様は弟の親友  ( 79 ) 
   お部屋の中ではガンガンにストーブが燃えておりまして少しも寒くはありません。
 “パパン・パパンッ”と2つクラクションが鳴りました。敬様が到着したようです。
 別荘の玄関の鍵を開けて、私達3人は無毛の全裸を玄関に正座させています。
 玄関の扉の内側ですが、座って敬様をお待ちしている私達は少し寒さを感じていました。
 「全裸でお迎えしたら・・・敬様は喜ぶわよ・・・」
 これは・・緑お姉様の提案なのです。
 『少し恥ずかしいけれど・・敬様が到着なさったらば、敬様は「脱げ」っておっしゃるに
 決まっている・・わ。丸裸になって・・2日間を過ごすことになりそうだわ・・。それだ
 ったらば・・今脱いでお出迎えをしても・・同じね。敬様が喜びそうだわ・・』と私も
 考えたのです。
 お母様も同じく考えたのでしょう・・恥ずかしそうですが頷いておりました。
 そして・・3人とも本当に一糸纏わぬ全裸になって並んでお待ちを申し上げたのです。
 3人とも、幾度かプレイを重ねておりましたので、敬様の前で全裸の姿を晒すのは恥ずか
しいことは恥ずかしいのですが、それほどとは思わなかったのでは無いでしょうか・・
3人とももう立派なマゾ牝になっていたのです。

 錠を降ろしていない玄関の扉が開きました。
私達3人は並んで平伏して頭を下げていました。「いらっしゃいませ。ご主人様」と声を
合わせています。
「アッ・・・」
「オオウ・・ッ・・」
明らかに敬様以外の驚きの声が耳に入って来まして焦って顔を上げますと、開いた扉の
向こう側に驚きの表情を浮かべた3人の男性の顔がありました。
いえ、敬様だけは『そう云うことも・・あるのじゃないか・・』と思っていらっしゃっ
たのか、満足して笑みを浮かべていたようです。
他の男性2人は立ち竦む・・と言うよりも、思わず逃げ出そうとすらしていたようなの
です。

 「アアッ・・イヤァ・・見ないでェ・・」
女達3人の悲鳴が上がります。
Mになったばかりの緑お姉様は思わず立ち上がって、男性達の視線から逃れようとして
います。お母様は腰が抜けたように白裸の身体をヘナヘナと崩して尻もちを突いていま
した。
「逃げる・・な!隠すんじゃ・・ない・・!」
敬様が私たちの動揺を見て、鋭い声を出しました。3人の女は全身を硬くして、そのまま
そこに固まってしまいました。

 「丸裸で・・お出迎え・・か?良く慣らしてあるじゃないか・・」
敬様より少し年上かと思われる、会ったことも無い男性が痰が詰まったような声が聞こえ
ました。
全裸の私達は頭も上げられずに羞恥に震えていたのです。
「兄貴。いや・・姉貴。僕だよ・・貴広だ・・・!これからの2日間宜しく・・ね」
「アッ・・貴ちゃんなの・・・?嫌ァ・・・見ないでェェ・・」
男の1人が「僕だよ。貴広だ・・」と言っています。
無毛の全裸でお出迎えをしている私は恥ずかしくって小さく縮こまっていまして、顔を
伏せていまして貴広だとは気が付かなかったのです。弟の貴広がここに来ていることを
初めて知りました。
弟の言葉の後半は、私達の行為に対して馬鹿にした言い方です。私はそのことにも羞恥
を覚えていて、また悲鳴です。(つづく)
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