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小説 舞の楽園 ( 私の旦那様は弟の親友 )


          私の旦那様は弟の親友  ( 81 ) 
   1番左端に座っています私の番です。
 「理枝と言います。この女も如何しょうもないマゾ牝で、緑とレズプレイをしているのを
見つかって・・僕は許したのです・・」
「理枝はここにいる貴広のお兄さんだったのですが・・今は僕のオンナです。大学を卒業
したら・・理枝と結婚しようと思っているのです。理枝を可愛がってやって下さい・・」
敬様に紹介された私は、男であったことまでバラされたことを恥ずかしく思っております
が全部本当のことですから、仕方がありません。
「貴広の兄だ・・」と言われた時には、先輩のお顔を見ていましたが、表情は変わりませ
んでした。
まさか・・「姉だ・・」と言ったと勘違いした・・と云うことは、無いでしょう・・

 私も観念して口を開きました。
「敬様のお母様のお店にお勤めしております理枝と申します。今のご紹介にもありました
ように、敬様とは婚約をしております。そして・・貴広の兄でもありますが、今は女に成
り切っております・・わ」
「このように男性から女性になりました半端者でございますが・・宜しければわたくしも
可愛がって頂とうございます・・」
私は恥ずかしくって赤を通り越して蒼白になった顔を上げて男性陣の方を伺いました。
敬様と貴広は「良く言えたな・・・」と云うように頷いていましたが、先輩は「訳が分か
あない・・な・・」という表情をしております。

 次に男性の方の敬様の紹介です。
「こちらは貴広君。緑さんは初めてだった・・な。お袋は小さい頃は良く会っていたよね。
貴広君は僕の1番の親友なんだ・・。『お互いに隠し事はしない・・』と云う約束をして
いたんだ・・」
「ところが・・彼のお兄さんを僕の彼女にしてしまった時には・・彼には暫く内緒だった
んだ。彼が傷つくと思ったんだ・・。けれども・・彼はそんな僕を許してくれた・・。僕
は彼には・・全てオープンにしようと思ったんだ。それで・・今日は来て貰ったんだ・・」
私は敬様の告白のような言葉を聞いていまして、敬様も男だった私をオンナにしたことを
悪いと思って、苦しんでいるのだ・・・と思ったのです。彼に同情を禁じ得ませんでした。

 「北原貴広と申します。ここに居る理枝の弟です・・。よ。宜しくお願いいたします」
貴広は3人の裸の女のお出迎えに圧倒されたのか、緊張していまして少しドモってしまっ
ています。
『わたしの肉体を彼に与えたけれども・・女の人にはまだ童貞かしら・・?』と私は思っ
てしまいました。
そっと彼の顔を見ますと真っ赤な顔をしていました。

 最後です。
「こちらが同じゼミの先輩の塚田さんだ・・!塚田先輩のお父様の別荘をお借りして、今
回の企画をしたんだ・・。塚田先輩は優秀の方で政治家を目指しているんだ・・!」
「このようなプレイをするなんて思っても見なかったと思いますが、今回ばかりは思い切
り楽しんでプレイをすることにしましょう・・・よ」(つづく)


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