fc2ブログ

記事一覧

小説 舞の楽園 ( フェイクレデイのあたし )

     フェイクレディのあたし ( マンションの自治会長 -6 )
 あたしは自分が色白だと言うことも、骨細であることも、女の子のようだと言
うことを知っています。顔だって目は二重で男にしては大きいし、それに比べて
その他のパーツは小さ目だし、男らしいところはまったく無いことを知っている
のです。
小学生の頃、姉達にお化粧させられて、家の近所を歩かせられました。男の子だ
とバレたことがなかったのです。
高校時代からこんな顔は嫌いだったのです。男らしい顔が憧れだったのです。
でもその時、本当にパパの言う通り、男よりも女に生まれてくればよかったと思
ったのです。そうすれば、こんなに悩まなくてすんだのに・・と、思いました。
パパは立ち上がりました。あたしはパパの全身を初めて見たのです。
お洋服を脱いだパパの、数本白いものは混じっていますが、あたしのオチ〇チン
よりも10倍位大きな太いペニスが勃ち上がっておりました。
あたしはそのテカテカと輝いている雄大なペニスを美しいと思ったのです。あた
しの白っぽい皮冠りのオチ〇チンなんかは問題にならないくらいに・・です。
パパの黒光りしている男根がちっともグロテスクには見えませんでした。
「和ちゃん。女になりなよ! お化粧して美しく女に生まれ変わるのだよ。素敵
な女になってパパと暮らそうよ。パパは和ちゃんを思い切り可愛がって上げるよ
!そうしなよ!」
あたしが恥ずかしげに途方に暮れたように立って、パパの全裸を驚いたように見
ているのを、知ったパパはあたしを抱き締めて言葉を続けています。
「どうだい?パパのお嫁さんにならないかい?」
丸裸になって居るあたしは思わぬ事態に震えました。
それほど、「お嫁さん」と言う言葉は魅力的だったのです。
でも、現実離れをしているように感じています。
「でも・・・会社が・・・」
あたしは会社のみんなが何と言うのかと、一番最初に脳裏に浮かびました。
言ってしまってから、あたしの言葉はお嫁さんと言う言葉に対して肯定してい
ることに気がついたのです。
「会社なんんて、辞めてしまいなよ! パパのお嫁さんになれば、食べること
には困ることは無いんだよ。贅沢はさせられないと思うけど、お洋服だって、
お化粧品だって買って上げられると思うんだ」
パパが嘘を言っているとは思いません。
先程の「女に生まれれば良かったんだ。女になりなよ!」と言う言葉が耳の底
にこびり付いています。
あたしの心は、パパの言うことに傾きつつありました。
やっぱり年の功かと思いました。あたしの考えていることなど、パパはお見通
しのようなんです。
{これって、求愛かな?}
と、思って悪い気がしていなかったのも事実です。(続く)    
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

舞

Author:舞
FC2ブログへようこそ!