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小説 舞の楽園 ( フェイクレディのあたし )

        マンションの自治会長 -29
  壮年の2人はお仕事の話をしていたようで、話しを中断してあたしを見ま
した。若い女性と思ったのでしょう・・・
現在は若い女性がこのような混浴の温泉に来るのは珍しくなくなった時代です
が、お友達と一緒ではなく女性が1人で混浴場に来るのは珍しいと見えるので
しょう、あたしの方をジロジロと臆面もなく見ているようでした。
あたしがパパの方を覗いますと、パパは目で笑って浴衣を脱いでいます。
仕方なく、あたしもパンティを脱いで浴衣を脱ぎまして、それを軽く畳んで浴
衣籠に入れました。
「和子。お出で・・」
全身が恥ずかしさで真っ赤に染まっているあたしの背中を、まるで自分の所有
物だと主張するように優しく手をかけて、パパが言いました。
「はい・・」
あたしはタオルを持つと胸から股間を隠すようにして、小さく頷きます。
ちらっと鏡の方を見ますと先程の2人の男の人は、あたしの抜けるように白い
背中を、口を開けて見ておりました。
あたしの身体はここのところ毎日のようにパパの精液を吸入しているせいか、
お肌はしっとりとして来て、何よりもお尻が大きくなっています。
以前は小さいいかにも男性のお尻と言う感じだったのですが、ふっくらとして
女のお尻になって来ているんです。
後ろから見ている分には男か女か分からないと思っています。
でも、恥ずかしいのです。

 パパは湯殿に通じる扉を開けました。
中には湯気で霞んで大きな浴槽と小さな浴槽が2つ並んでいます。
湯気で霞んでいますが、ボンヤリとした中で3つの頭が見えるのです。
大きな浴槽の3人が「オッ」と言うように、パパに続いて入って行ったあたし
を振り返って見るのが解って身が竦みます。
3人は同じグループのようで、声高に話していましたが黙りこんでしまったの
です。
きっと、女の人が入って行ったのだと思って注目したのでしょう。(続く)
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