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小説 舞の楽園  ( フェイクレディのあたし )

      フェイクレディのあたし -6
 そこだけ整形していないあたしの、おんなにしては長いそして大きなクリ
ちゃんが顔を見せました。しかし本当のところは、小指の第2間接の先くらい
の大きさなんです。そして、皮を冠っています。
恥ずかしさであたしの全身も、そのクリちゃんも震えていました。
顔どころか全身を朱に染めてパンティを脱ぐあたしを、桂さんは眸を大きく
見開いて見ております。
(綺麗な顔をして・・・本当に男なの・・・)と、思っていたそうです。
「ちゃんと見せなさいよ・・・」
脱いだ薄いピンクのショーツで股間を隠してへっぴり腰になっているあたし
に、痰が絡んだような声で桂さんは言いました。
あたしの頭の中では(如何してこんなことをしているんだろう)と、考えていま
すが、白いモヤのかかった頭では答えなぞ見つかるはずはありません。
そっと隠していた手をどかしました。
「あらっ・・可愛い・・とっても大きなクリちゃんね。それに、毛が生えて
いないわ。恥毛は如何したのかしら?」
桂さんの声が震えて、そして、濡れているような気がしました。
あたしは元男の印だけを見せると言うことに気を取られていて、恥毛を処理
していたことを忘れていたのです。
あたしは露出狂のマゾだと言うことが、桂さんに分かってしまうのではと、
ハッとしました。いいえ、露出の気のほうは判ってしまってもいいと、思っ
ていたかも知れません。
「答えなさいよ! 恥ずかしいところの毛は如何したの・・・?」
桂さんの声が詰問するように変わっています。
立場が逆転です。
桂さんはショーツを着けているのに対して、あたしはパンティを脱いで下半
身スッポンポンなのです。
あたしはショーツの重要性を認識していますが、遅かったようです。
ショーツを履いているか履いていないかによって、これほど立場が違うもの
だったのです。
「はい。除毛手術を受けまして・・・パパがそうしろと命令したのです・・」
桂さんの詰問調の問いに対して、あたしは思わず答えていました。
「和子さんは命令されたら、どんなことでもするのね・・・?」
桂さんの誘導尋問に余分なことまで答えてしまって、「しまった」と後悔して
いますが、後の祭りです。
「あら、パンティは履かなくっていいわよ・・・これは預っておくわ」
余りに恥ずかしいので、あたしがショーツを履こうとしますが、桂さんの手が
素早く延びて、ショーツを取り上げてしまったのです。意地悪なんです。
「そんな・・・」
思いがけない展開にオロオロしたあたしはそれを取り返そうとしていますが、
桂さんは後ろに隠してしまいました。あたしの下半身はスッポンポンの丸裸
なのです。恥ずかしくってノロノロとしか動けません。(続く)
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