小説 舞の楽園 ( 記念日 )
- 2017/09/09
- 08:38
記念日 《 22 》
それよりも、私の肉体の方が心配なのです。
封印していたのに、40年振りに女になってしまた私の肉体には火が点いてしまったので
す。
例え、私の肉体が平静を保ったとしても、心の方が自制出来るかどうか・・心配なのです。
でも・・他人には知られる訳には行きません。男同士のSEXと孫との近親相姦と云う
秘密を持ったまま、私は生きて行かなければならないのです。
健太も部活も7月1杯で終わりまして、明日からは「家にいる・・」と夕食の時に家族
に話しておりました。
娘夫婦は市役所に勤務していますので、何時もの通り夏季休暇も特にありませんで、普段
の日は家にはいません。
孫娘の由紀は中学校でコーラス部に入っており県の大会が近いとのことで、毎日学校の
特訓を受けています。昼間は、夏中家にはおりません。
家には、孫の健太と2人切になるようです。
家族が海水浴から帰って来てからのこの5日間、健太は自制しているのか、私には声も
掛けてはくれません。それを寂しく思っている私がおりました。
私のアヌスは、いえ私の男の言うところの「正子のオマンコ」は激しく突っ込まれた腫れ
も引いて、SEXをお休みしたからでしょう、痛みも無くなって元に戻ったようです。
『家族が留守にしている昼間。このオマンコを使って健太を喜ばして上げたい・・わ』と
思っている背徳的な私です。
世間には顔向け出来ないような二重の罪悪を重ねてしまった私ですが、私の肉体も心も
もう如何しようも無く逞しくなった健太を求めているのです。
世間の人が如何思おうと、この背徳の快楽を享受しようと・・決心しています。
< 三三九度 >
8月の最初の月曜日の朝になりました。
「正子。今日からは2人だけだよ・・。正子をイッパイ可愛がってやろう・・な」
家族の3人が市役所や学校に行ってしまった後のことです。
家族の前では、以前と変わらず高校1年生の子供の言葉と態度を示していた孫の健太が
、急に大人びた感じの声で言いました。
「はい・・あなた。正子,嬉しい・・わ。この5日間、あなたが知らんぷりをなさって
いるのですもの・・正子はあなたが正子をお嫌いになってしまったのかと思っていま
したのよ・・正子は寂しかったの・・よ。正子を沢山可愛がって下さいまし・・ね」
孫の健太の態度の急変に可笑しくなった私はニッコリと笑って言っていました。
健太と2人だけになったらば、うんと甘えようと考えておりました。
もう・・男同士の愛や近親相姦と云った行為の罪悪感は残るものの、それらを無視す
ることにしたのです。この5日間考えて、結論を出したのです。
このような状態になってしまったからには、たとえ私が家を出たにしても、孫に恥を
掻かせることになるのは必須でしょう・・
それに・・『私が女になることは、女のような肉体を持って生まれた私の宿命である』
と考えたのです。
それに・・です。40年前に女になり損ねた私の肉体が、いえ、オマンコが言うこと
を聞かなくなっているのです。(つづく)
記念日 《 23 》
「よし!良く言った・・!俺はもう後悔はしない。。!正子も覚悟を決めてくれたの
だな・・・」
「2人してこの業を背負って生きて行こう・・・」
私の甘えた言葉に、彼の決心は固まったようです。彼は大人びた言葉を使って、満足げに
頷きました。
この5日間で、孫も自分がしてしまった男同士のSEXと近親相姦について考えたので
しょう・・・そして、孫なりに結論を出したのでしょう。
この瞬間に、私と同様に孫も禁断の罪悪感に悩み、結論を出したことを知りました。
だって・・この5日間。孫が精神的にも強くなって『男になった・・わ』と感じていま
した。
私とのことで、孫として悩んだことを、可愛そうだ・・・と思ってもいました。
孫が悩んで決めたことです。
「オンナとして、孫の健太に尽くさなければならない・・・わ」と心に決めました。
「ええ。正子もいろいろと・・悩みましたわ。でも・・もう吹っ切れました。正子はあなた
のオンナとして生きて行くことに決めましたのよ・・」
「宜しくお願いいたします・・正子をイッパイ可愛がって下さいましね・・」
つとめて明るく言い、リビングの床の上に正座をして私は頭をさげています。
「俺の方こそ宜しくな・・」
椅子に座ったままですが、健太も頭を下げておりました。
深刻なことを2人で話し合った積りですが、2人して明るかったと思います。
私もそうですが、彼も殊更に明るく言っていたのです。私には彼の明るさが救いでし
た。
また、その態度に2人して可笑しくなって笑ってしまっていました、彼は豪快に笑い
ましたが、正子は女ですからニッコリと微笑みました。
それでも・・孫と私はこのようになった行為自体を止めようなんて考えてもいません
でした・・
「ちょっと・・待っていな・・!」
シャツを着て、ズボンを履いた私は男の姿をしておりますが、膝を崩してペッタンコ
座りしまして、頼もしい孫を見ている私に言い終えて、孫はリビングと続きになって
いる台所へ入って行きました。
『なにを・・・するのかしら・・・』
見ている私の前に婿殿が飲みかけの1升瓶とお猪口を1つだけ持って来まして、私の
前に置いたのです。
『お酒なんか・・如何する積りかしら・・・』と思っていると、私の隣に正座をして
います。そして・・私に持って来た杯を持たせるのです
「三三九度の杯だ・・!」
私が座り直して杯を持ちますと、そう言って1升瓶から直接に少しづつ3度に分けて
お酒を注いでおります。
何処で覚えたのでしょうか、即席にですが、孫は夫婦の固めの儀式やろうとしている
のです。
女になった私は、彼の気持ちが嬉しくって、目頭が潤んでしまっておりました。(つ
づく)
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