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小説 舞の楽園  ( 記念日 )

   
         記念日   《 24 》
   「正子を宜しくお願いいたします・・」
 小さく呟いて、私は孫の健太の注いでくれたお酒を3度に分けて飲み干しました。そして
 干した杯を彼に渡して、今度は私が3度に分けてお酒を注ぎ、孫の健太が3度に分けて飲
 みました。
 私達は夫婦になったのです。
 孫の健太は(いえ、もう孫の健太と呼ぶのは止めましょう。略式とは言え三三九度の杯
 まで交わして夫婦になったのですから・・これからは夫と呼ぶことにいたしましょう)
 「正子。宜しく・・な」
 と言った夫の言葉は今でも耳に残っております。
 
  「これで・・俺の女房になったんだな。正子。可愛がってやるよ・・」
 若い夫は杯を置くと、三三九度の固めの儀式に感激に浸っている私をギュッと抱き締めて
 くると、唇を重ねて来たのです。
 その夫の唇は燃えるように熱かったことを、今でも記憶に残っています。
 そして・・性急に私のズボンとパンツを剥ぎ取ると、居間のジュータンの上で四つん這い
にさせて、バックから私の体内に侵入して来たのです。
 三三九度に固めの儀式で私は『これからは、若い夫のどのような欲求にも無条件で従って
 行こう・・』と決心しておりましたので、雄々しい夫のものを喜んで受け入れていまし
 た。
 そんなことは無いとは思うのですが、もしも娘夫婦にバレてしまったとしても・・です。
 その日は、「記念日」と言うことで娘夫婦が帰って来るまで、何回も何回も夫から愛され
 たことは言うまでもありません。


        < 初めてのお化粧 >
  毎日毎日、妻となった私は若き夫とのSEX漬けの8月も終わりまして( ・・・と
 言っても2人だけの時だけですが・・)夫は高校に通学するようになりました。
 「お爺ちゃんが家にいてくれるから・・・助かるわ・・」
 娘が言っております。
 娘夫婦が家に居ない昼間は、私が炊事・選択・掃除をしているからです。
 本当のことを言えば、娘には私が汚したシーツやお洋服などを洗濯などしてもらったら
 ば、私が女になっていることがバレてしまうと思ったから、私は率先して家事をしだし
 たのです。
 しかし、私を妻にして下さった夫のために昼食のお弁当を作り、夫の汚した汗の臭いの
 するシャツ等をお洗濯やお掃除することは意外と楽しいのです。
 私が家事をしている時に、夫が私を犯したくなったらば、無条件に身体を開くことは、
 私の生きがいでもあるのです。
 私の元から白かったお肌は、夫の精液を大量に注がれているためでしょうか、お陰で
 ツヤツヤとして来ました。10歳は若返って来まして、女のお肌のようになって来たの
 です。

  「正子。化粧をして見ろよ・・・。お前の白い肌には化粧が似合うと思うんだ・・!
 そして、女の服を着て見ろよ・・」
 三三九度の儀式を取り交わした日から確か三日後だと思うのですが、私の肉体に放出
 して、2人してシャワーを浴びた後で、居間で寛いでいた夫が言うのです。(つづく)
   
         記念日   《 25 》
  「エッ・・」
 と思いましたが、もうその頃には、夫のおっしゃることは絶対でした。
 「女には体毛など無い方がいい・・」と言う夫の言に従って髪の毛を残して、身体の体毛
 は全て剃り取ってツルツルでした。
 夫は私を本当の女にしたい・・のです。
 女のような私を愛するのでは無くって、本当の女の私を愛したいらしいのです。
 
  夫の注文で、その日の午後からお化粧を始めました。亡き妻の残してくれたお化粧道具
 とお化粧品を使ってです。
 最初の時はお化粧の仕方と言いますか、要領とお化粧品の量とかが分からずにパンダの
ような顔になって、夫に大笑いをされたものです。
幸いにして、昔から髭も生えているのかどうか解らないほどの顔でしたし、輪郭も丸く
女顔でしたので、化粧には向いていたのだと思われます。
夫の精液を毎晩大量に注がれましたお肌に化粧品のノリも良く、4~5回練習を繰り返
しますと、何とか見られるようになっていました。

 亡き妻のタンスを開けてブラジャー・ショーツを取り出して身に着けて、黒のタンク
トップを着、短めのスカートを履きました。
「似合う・・よ」
まだお化粧は下手ですし、こころは女になっておりますが、女の衣装は初めてなので
勝手が違うのです。しかし夫は私が女装をしたことに興奮したのでしょう、その日は3
回も私に襲い掛かって来たのです。
下手なお化粧を施した顔を退け反らして、再び巨大化した夫の砲身を受け入れたのです。
こうして、家の者が居ない時だけですが、私はお女に1歩近づいたのです。勿論、眉も
家の者に分からない程度にですが、細くしました。


      < 私の車 >
  私の家には車が2台あります。
一台は娘夫婦が通勤に使っている白いカローラです。
平日の朝は窓娘を乗せて3人で家を出て、途中の中学校で由紀を降ろして、お勤先の
市役所へ向かうのです。
もう一台は、私が通勤用に使っていました紺色のオートマチックの軽自動車です。
「僕が送って行くよ・・・」
9月になると、私が夫を学校まで送って行って、帰りは迎えに行くことにしました。
夫の学校は隣の街にあり、バスと電車を乗り継いで行かねばならなかったのです。
でも・・・本当のところは、夫が学校へ行くようになってから、持てなかった2人
だけの時間を持ちたいと思ったからです。
娘も婿さんも喜んでくれる嬉しい口実が出来たものです。(つづく)

  
 
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