小説 舞の楽園 ( カミングアウト )
- 2019/10/20
- 19:30
カミングアウト (そうすれば家族) < 17 >
丸裸で呆けたようにベッドの上で頭をシーツに付けてお尻を高く掲げたままでいる
私の後方に、カチンカチンになった砲身を揺らしながら近づいてきます。
浅黒い偉丈夫の肉体に漆黒の叢、巨大に成長した大砲を私の眸が見ています。
『今からその大砲を体内に受け入れ無くってはならないのだろうか・・』と私はボンヤリ
とですが思いました。そして、眸を瞑ったのです。無性に恥ずかしかったのです。
再び、手が私の肛門を弄り始めています。
今度はクリームを大盛に盛ってあるのでしょう・・指は抵抗も無く肛門に沈みました。
もう入り口のところは開いていたのでしょう、直ぐに2本の指になって沈みます。
体格が良いと指も太く長くなるものでしょうか、彼の長い指は奥深くまで抉ってくるので
す。
指の付け根まで突き入れておいて、グルリと廻されました。私の男性自身の裏側を擦って
います。
「あっ・・ああぁ・・そこは・・」
そこを擦られて今までとは違った鋭い感覚に、私は白い腰を跳ね上げて声を上げました。
「ここだな!・・ここが感じるのか・・?」
それは快感と言うよりも、痛みにも似たもっと鋭い感覚です。
私の反応に彼は驚いたようです。
跳ね上がった後に崩れ落ちそうになった私の腰を慌てて支えてくれたのです。
これは後で聞いたのですが・・
彼はインターネットでアナルセックスを調べていたのです。
『男性でも、肛門の中に鋭く感じる場所がある』と言うことを知っていたのです。ボルチア
感覚と云う場所だそうです。
『そこを触られると、どんな男の人でも鋭い感覚に悲鳴をあげる・・』と云うことが書かれ
てあったそうです。
『頼子にもあるのかな・・?是非味合わせてやりたいものだ・・』と考えていたそうです。
再び、彼の太く長い指が2本も入って来て、さっきの場所を押しました。
「アッ、アアア。も、もう・・そこは・・」
「そこは・・許してェ・・。感じ過ぎて、怖いのですぅぅ・・」
再びピクンと跳ね上がって、許しを乞いました。
もう男としての矜持も、血は繋がっていなくとも彼の父親であることも全て忘れて、女のよ
うに哀願していました。
彼は余裕が出て来たようです。(つづく)
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