fc2ブログ

記事一覧

小説 舞の楽園  ( カミングアウト )

   
         カミングアウト (そうすれば家族) < 20 >
   その直後です。
 肛門の最奥に届いている砲身がまた1段と膨らんだのです。1廻りも大きくなったように
 私は感じました。
 そして・・大きくなった砲身の根元から先端へ向かって、精液が登ってくるのを知覚しま
 した。『アッ・・放出だわ・・』と思いました。
 「アッ。アアァァ」
女声で呻いたのと同時に砲身は暴発したのです。凄い勢いの精子が孔壁を叩きます。
それは1回では終わりません。段々と弱まりながらも5~6度、いえ、7~8度は続きま
した。
その度に私は嬌声を上げています。・・と言っても、頭が真っ白になってそのことを憶え
てはいません。

 「いい声で啼いていたね・・」
直後に・・私の男になった息子の和樹様が言うのです。
「イヤッ。言わないでェ・・」と言おうとしましたが、咽が涸れてしまって声が出ないの
です。
本当の話だと思うのです。
放出を果たして疲れたのでしょうか、荒い息を吐きながら彼は私の上に身体を被せてきま
した。
私が和樹様のオンナになった瞬間だと思うのです。

 両脚はまだ彼の肩にあります。体躯を深く折られておりますので苦しいのですが、重さ
なっている彼の胸の鼓動が直接私の胸に当たるのです。
それが何故か・・とっても嬉しくって、私のオトコになった和樹様の背中を抱き締めてい
ました。両脚の外側から腕を廻してです。
「頼子。頼子のオマ〇コは素晴らしい・・ピッタリなんだ!頼子は俺だけのものだ・・!」
荒い呼吸が収まって来た彼はそう言うとキスをして来ました。
「あなた。ありがとうございます。頼子は・・頼子はあなただけを愛して、これからを生
きて行く積りですわ・・これからも宜しくお願いいたします・・」
至近距離から覗き込んでいる和樹様の眸を見詰めながら、愛を誓っておりました。
本来ならば・・犯されて彼のものが肉体に入っている時に、言う言葉ではないのでしょう
が、先程の私の決心を口にしていました。
「あなた」と言う言葉も、自分を「頼子」と呼んだのも初めてでした。(つづく)

























スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

舞

Author:舞
FC2ブログへようこそ!