小説 舞の楽園 ( あたしの初夢 )
- 2019/11/12
- 13:38
あたしの初夢―2
大学に入って2年目から、この店のバイトを始めたんだけれども、あたし、
同性なんか恋愛の対象ではなり得なかったんだ。
それが、裕さんがバイトを始めてこの店に現れるようになってから、いや、初め
て裕さんを見たときからと言いなおした方がいいかな?・・・・ズキンとあたし
の男心(これも女心とでも、言い直した方が分かりやすいかしらね)に響いてし
まったんだ。
一目惚れって奴ね・・。
あたしってもっと、まともな人間だと思っていたんだけど、裕さんに会ってから
変なんだ。
裕さんと一緒に仕事をしているだけで、ドキドキしていて、まるで初恋をして
いる女の子みたいなんだ。
切ない気持ちにはなるが、裕さんに話しかけられたりすると楽しいんだ。
あたしはもうお店では古株なので、サブ店長代理をやっているんだ。(本当のと
ころは名前だけで、お給料はちっとも上らないのだけれども)
それで・・在庫管理なんかも、一応任せられているんだ。
それで、バイトの店員達に「あれはどこにあるの?」なんて聞かれるんだけど、
特に裕さんには親切に教えちゃうんだ。
教えて上げるだけでなく、倉庫まで就いて行ってしまうことも度々あるんだ。
二人だけの倉庫の中では、胸が苦しくなってしまうこともあって、一度などは
胸がドキドキしちゃって冷や汗まで出てきちゃって、裕さんに心配を掛けて
しまったこともあったんだ・・
男が男の人に対して、「初恋をしました」・・だなんて、とても言えないもん。
裕さんが襲い掛かって来ないかな・・と思ったことは・・毎回あるんだけれ
ども・・(続く)
大学に入って2年目から、この店のバイトを始めたんだけれども、あたし、
同性なんか恋愛の対象ではなり得なかったんだ。
それが、裕さんがバイトを始めてこの店に現れるようになってから、いや、初め
て裕さんを見たときからと言いなおした方がいいかな?・・・・ズキンとあたし
の男心(これも女心とでも、言い直した方が分かりやすいかしらね)に響いてし
まったんだ。
一目惚れって奴ね・・。
あたしってもっと、まともな人間だと思っていたんだけど、裕さんに会ってから
変なんだ。
裕さんと一緒に仕事をしているだけで、ドキドキしていて、まるで初恋をして
いる女の子みたいなんだ。
切ない気持ちにはなるが、裕さんに話しかけられたりすると楽しいんだ。
あたしはもうお店では古株なので、サブ店長代理をやっているんだ。(本当のと
ころは名前だけで、お給料はちっとも上らないのだけれども)
それで・・在庫管理なんかも、一応任せられているんだ。
それで、バイトの店員達に「あれはどこにあるの?」なんて聞かれるんだけど、
特に裕さんには親切に教えちゃうんだ。
教えて上げるだけでなく、倉庫まで就いて行ってしまうことも度々あるんだ。
二人だけの倉庫の中では、胸が苦しくなってしまうこともあって、一度などは
胸がドキドキしちゃって冷や汗まで出てきちゃって、裕さんに心配を掛けて
しまったこともあったんだ・・
男が男の人に対して、「初恋をしました」・・だなんて、とても言えないもん。
裕さんが襲い掛かって来ないかな・・と思ったことは・・毎回あるんだけれ
ども・・(続く)
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