小説 舞の楽園 ( あたしの初夢 )
- 2019/11/17
- 08:48
あたしの初夢―7
元日の晩は、朝からどんよりと曇っていてお月様も出ていなく、真っ暗闇であ
ったの・・
あたしは小さなペンライトの光をたよりに、裕さんのアパートに忍び込んだの。
そして、ペンライトを消して音がしないように細心の注意を払いながら扉を開け、
しばらく様子を伺ってから、また、ペンライトを点けたんだ。
裕さんは玄関から見渡せる6帖間の中央に布団を敷いて、仰向けになって眠って
いた。
あたしは「ペンライトの光ってこんなに明るかった?」と思いながら、部屋の中
の配置を頭の中に入れています。だって、物が置いてあって蹴躓いたりしたら、
音が立って、裕さんが目を覚ますかも知れないと思ったのですもの・・
幸い玄関から裕さんの寝ている6帖間までは何にも置いてなかったのです。
「あたしの部屋とは大違いだな」と、改めて思ったの。
ペンライトを玄関の靴箱の上に置いたあたしはそ~っと上衣のパーカーを脱いで、
それも靴箱の上に置いたんです。
そうしておいて、今見た記憶を辿りながら裕さんの布団に潜り込んでいました。
確か、暖房は効いていたと思うのです。お外は寒いのに、寒さは感じなかった
から・・
あたしが手探りで裕さんの隣に潜り込んでホッと一息ついた後、捲れたお布団
を直そうと延ばした手を、何にもしない内にムンズと掴まれてしまったのです。
あたしは思わず「ヒッ」と言う悲鳴を上げそうになったんです。それを堪える
のに非常に苦労したことを覚えているの。それほど、驚いたんだ。
それからは、驚きの連続だ!
だって、あの貴公子のような裕さんが野獣になるんだもん・・
君子豹変とはこう云うことかと思ったほどなんだ。
あたしが出来るだけ可愛い声で、女っぽく答えた時なんかはまだ、寝ぼけてい
るようだったんだもの。それからが、乱暴なんだもん。
「そっか。何をしてもいいんだ・・」
あたしに聞こえるように自分を納得させた裕さんは、あたしの唇に自分の唇を
押し付けて来たんだ。
あたしは憧れている裕さんの唇だもの喜んで受け入れるところが、あまり急だ
ったもので、思わず「イヤ、イヤ、イヤッ」って言って暴れてしまったんだ。
「暴れるんじゃない!」
すると、・・・とか何とか凄みながら、あたしが着ていた長袖のシャツとノー
スリーブを共に脱がされてしまった。
「AVを見て、こう云う風にしたかったんだ・・」とも、言っていたかなぁ・
兎にも角にも、着ていたシャツと履いていたGパンとトランクスを脱がされて
、あたしは丸裸にされてしまったんだ。
キャシャなあたしと違ってイケメンでも逞しい裕さんは、あたしとは力がダン
チなんだ。驚いて暴れるあたしを、まるで子供を裸にするように簡単に裸に
剥いてしまったんだ。
やっと暗闇に目が慣れてきたあたしの目に、あたしの男にしては異様に白い
裸の肩が震えていたのが、おぼろげながら覚えているの。(続く)
元日の晩は、朝からどんよりと曇っていてお月様も出ていなく、真っ暗闇であ
ったの・・
あたしは小さなペンライトの光をたよりに、裕さんのアパートに忍び込んだの。
そして、ペンライトを消して音がしないように細心の注意を払いながら扉を開け、
しばらく様子を伺ってから、また、ペンライトを点けたんだ。
裕さんは玄関から見渡せる6帖間の中央に布団を敷いて、仰向けになって眠って
いた。
あたしは「ペンライトの光ってこんなに明るかった?」と思いながら、部屋の中
の配置を頭の中に入れています。だって、物が置いてあって蹴躓いたりしたら、
音が立って、裕さんが目を覚ますかも知れないと思ったのですもの・・
幸い玄関から裕さんの寝ている6帖間までは何にも置いてなかったのです。
「あたしの部屋とは大違いだな」と、改めて思ったの。
ペンライトを玄関の靴箱の上に置いたあたしはそ~っと上衣のパーカーを脱いで、
それも靴箱の上に置いたんです。
そうしておいて、今見た記憶を辿りながら裕さんの布団に潜り込んでいました。
確か、暖房は効いていたと思うのです。お外は寒いのに、寒さは感じなかった
から・・
あたしが手探りで裕さんの隣に潜り込んでホッと一息ついた後、捲れたお布団
を直そうと延ばした手を、何にもしない内にムンズと掴まれてしまったのです。
あたしは思わず「ヒッ」と言う悲鳴を上げそうになったんです。それを堪える
のに非常に苦労したことを覚えているの。それほど、驚いたんだ。
それからは、驚きの連続だ!
だって、あの貴公子のような裕さんが野獣になるんだもん・・
君子豹変とはこう云うことかと思ったほどなんだ。
あたしが出来るだけ可愛い声で、女っぽく答えた時なんかはまだ、寝ぼけてい
るようだったんだもの。それからが、乱暴なんだもん。
「そっか。何をしてもいいんだ・・」
あたしに聞こえるように自分を納得させた裕さんは、あたしの唇に自分の唇を
押し付けて来たんだ。
あたしは憧れている裕さんの唇だもの喜んで受け入れるところが、あまり急だ
ったもので、思わず「イヤ、イヤ、イヤッ」って言って暴れてしまったんだ。
「暴れるんじゃない!」
すると、・・・とか何とか凄みながら、あたしが着ていた長袖のシャツとノー
スリーブを共に脱がされてしまった。
「AVを見て、こう云う風にしたかったんだ・・」とも、言っていたかなぁ・
兎にも角にも、着ていたシャツと履いていたGパンとトランクスを脱がされて
、あたしは丸裸にされてしまったんだ。
キャシャなあたしと違ってイケメンでも逞しい裕さんは、あたしとは力がダン
チなんだ。驚いて暴れるあたしを、まるで子供を裸にするように簡単に裸に
剥いてしまったんだ。
やっと暗闇に目が慣れてきたあたしの目に、あたしの男にしては異様に白い
裸の肩が震えていたのが、おぼろげながら覚えているの。(続く)
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