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小説 舞の楽園  ( 盗み聞き -8 )

        盗み聞き  -8
 だが、張り型の1番太い亀頭部分は易々と肛門に入っていた。
「アッ、アッ、アアアッ・・・」
室内では亜紀が素晴らしく艶っぽい声で鳴いている。
仰向けになってアヌスに太い張り型を入れた遥は隣の主人の雅史に犯されて
いることを想像して暫くの間右手で張り型を操っていたが、急に雅史と亜紀
の絡んでいる姿を見たいと思ったのだ。
今までは、時折映る2人の影と洩れ聞こえて来る睦言に満足していたのに、
そこだけ薄明るい隣の家のガラス窓に近づきたいと思ったのだ。
ガラス戸に近づいて、割れて開いている小さな割れ目から中を覗きこみたい
と思ったのだ。
窓に近づけば薄明かりの中で、もし人が来たら覗き見をしているのが一目で
解ってしまうと理解はしているのだが、遥は我慢が出来なかった。
そっと辺りを見回したが、周囲の暗闇の中では動くものは無かった。意を決
した遥はそろそろと木陰の暗闇の中から這い出した。
四つん這いになり、薄明るいガラス戸に向って移動を始めている。
白い小さなお尻にはピンクの太い張り型が刺さったままである。
音をさせないように前方に注意を集中して、そろそろと這って行った。
時々止まっては、抜け落ちそうになる張り型を右手で支えて押し込んでは前
進を繰り返す。
やっと、薄明るいスリガラスまでたどり着いて、大きく息を吐いていた。
「ああ・・・いいわ。逞しいあなたって好きよ・・・」
室内ではアヌスを責められているであろう亜紀の啜り泣いている声が1段と
大きくなっていた。パンパンと雅史の玉袋が亜紀のお尻に当たる音も聞こえ
るようだ。
丸裸の遥はガラス扉の右下にある破れ穴に目を近づけている。
その1段と明るくなったガラスの傷は白いビニールテープで補修してあった
が、そのビニールテープは古くなって色褪せていた。
テープの張ってあるところは、中の様子がボンヤリとだが見えるのだった。
もちろん、人や物の形等は分からないが、ボンヤリとした色でもって人とか
物とかの区別がつく程度である。
亜紀の白い女体であろう白い影に、雅史のものであろう幾分褐色の肉体らし
きものが覆い被さっているようで、動いていた。
ガラス戸は2段になっていて、下から半間位の所までは曇りガラスが入って
いて、上段は素通しのガラスになっている。
そして、素通しの部分にはレースのカーテンが見えていた。
素通しのガラスの部分から中を覗けば、もっと良く見えるであろうことは
考えられたが、遥にはそこまでの勇気はなかった。もし、覗いていることが
中に居る2人にバレタら、遥はこの住宅に居られなくなってしまうばかり
ではなく、折角勤めている学校も辞めざるを得なくなって身の破滅を意味
する。
遥にはそこまでする勇気が無かったのである。
それになによりも、今日のように、覗き聞きが可能でなくなることも意識の
底にはあったと思う。
これから先のことは断言出来ないが、今日のところはこの穴から覗き聞きを
するだけで満足であった。(続く)
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