小説 舞の楽園 ( 座敷牢 -4 )
- 2019/12/25
- 00:55
孫の彼女になって1年 ( 36 )
その日は豊乳手術を受けました。
以前はシリコンを注入していたらしいのですが、現在はパックをお乳の脇から入れまして
、それを膨らませまして出来上がりだそうです。
比較的簡単に手術は済みまして、その日の内にお家に帰れました。
堵にも角にも、その医院では恥ずかしかった思い出しかありません。
< 大騒動 >
年の暮れになりました。大学もお休みになった土曜日のことです。
「昌子。年の始めにはお袋と親父が来るのだろう?」
雄様が言い出しました。私は蒼い顔になって頷きます。私の娘である雄様の母親と父親
は毎年お年賀に訪れてくれるのです。雄様のオンナになっていることを、私は2人には
隠していましたから、憂鬱だったのです。
『いっそのこと、2人で何処かへ旅行にでも行って仕舞おうかしら・・・』とも考えて
いました。
「昌子。本当のことを言おう!親父とお袋はお前が俺のオンナになっていることを知っ
たら、俺は勘当されて、昌子は見捨てられるかも知れないが、俺と一緒に生きて行こう
・ ・・」
「俺は昌子を愛している!ず~っとこのままで生きて行くんだ!」
雄様は思い詰めたような口振りでそうおっしゃるのです。
『いよいよ、その時が来たのだわ』と私は覚悟を決めました。いずれは雄様の両親には
バレルことです。
肉体までオンナに改造してしまった私は、雄様に従って行くより方法はないのです。雄
様は「わたしを愛してくれている・・・」と申してくださいます。女の身体になった私
としては嬉しくて涙が出て来ました。
「今日。家へ帰って、親父とお袋に話す積りなんだ・・・」
雄様は流石に硬い声です。
「雄様のお心のままに・・・。わたしは雄様に就いて行きますことよ・・・」と私は心
中で叫びますが、声にはなりませんです。
「昌子をこんなにしたのは俺だ!俺が悪い!当然、責任は取る積もりだ!2人で行けば
・・・と思ったのだが、お前を晒したくは無い・・・」
・・・と申しまして、雄様の車が実家へ出て行った後彼のことが心配で堪らないのです。
父と母に非難され、罵倒される姿が目に見えます。彼が可愛そうで仕方がありません。
「俺が悪いのだ!何と言われようが、俺は反論しない積もりだ!昌子。お前のことは俺
が守る・・・」
・ ・・とも、申しておりましたが、罵倒されて帰って来る途中の車の運転も正常に出来
ますかどうかも心配でした。
思い起こせば、今年の私の誕生日に娘が来訪しなくなって、独り者の私は女装をしていま
した。家に入ってきた架空の強盗さんに犯されてしまうことを想像して、張り型を使って
アナルオナニーをしてしまったことが原因です。
そこへ、突然来訪された孫の雄様に私のアナルを嬲っている恥態を見られてしまって、女
装の私は犯されてしまったのです。
そして、孫は私を昌子と呼んで、私は孫を雄様とお呼びして、夫婦のような生活を始めて
しまったのです。
成り行きと申しましょうか、仕方が無かったと申しましょうか、でも世間一般の方から見
れば異常なことでしょう。(続く)
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