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小説 舞の楽園  ( 座敷牢 -9 )


         座 敷 牢    { 9 }
   「そうねぇ・・」
 光子は片足吊りでの大開脚に吊られている静の肛門からやっと手を離して、ワザとのよ
 うに考え込んだ。実は、その言葉を待っていたのである。けれども・・前々から思って
 いたことを実行に移すためには、こうする他はない・・と考えていたのである。
 「わたしの奴隷になれば許してやってもいいわ・・」
 思いついたように光子は言った。
 「その代りに・・わたしに一生尽くすのよ・・絶対服従を誓うならば許してやっても
 いいわ・・」
 
  一方静は、この場を逃れたかった。
 こんなに恥ずかしく、そして痛い責めは剛三からも受けたことも無かった。剛三はマゾ
 女としては責めて可愛がってくれたが、光子の責めには愛情と云うものが無い・・
 光子の責めは男性として責められている・・と思ったのだ。
 この場さえ逃れてしまえば、怖い光子の手の届かないところへ行ってしまおう・・とも
 考えていた。

 「はい。奥様の奴隷になります。絶対服従をお誓い申し上げます。もう・・お許し下さ
 いませ・・」
 この痛く、そして恥ずかしい吊りの嬲りに息も絶え絶えに耐えて、静は口走っている。
 「その言葉。忘れるんじゃないよ・・!わたしはお前のその白い躯が気に入ったよ・・」
 光子は満足そうにそう言った。
 「林。降ろしておやり・・!静が奴隷になることを承諾したのだから・・お前が証人だ
よ!」
「静が従順になるまで、座敷牢に入れておおき・・!逃げるといけないから・・ね」
傍に控えていた林に向かって命令している。
大男の林は手が鴨居に届くようで、静の右脚を大開脚に吊り上げていた縄を解いている。
やっと鴨居から降ろされた静の両脚は閉じたが、両の根元にある恥ずかしい男の印は
隠せなかった。

  やっと鴨居から降ろされた静は縄尻を持つ林に引き立てられて別室は向かって2~
 3歩歩く。
 「あれっ。林、歩き憎そうだねぇ・・。静のオマ〇コを見て、立ててしまったから
 かい・・?。男って如何してこう即物的なのだろうねぇ・・」
 全裸の静の前を歩く林は幾分腰を引いて歩き憎そうであった。
 「そうだね。お前にもご褒美を上げなければならないね・・。静を犯すことを許して
 やろうかしら・・」
 林のズボンの前が膨らんでいるのを見つけた光子は面白そうだった。
 「これからは・・お前が犯したい時には、犯してもいいよ!ただし・・牢の中だけ
 だけれど・・」
 「ありがとうございます。奥様。ではそうさせていただきます」
 慇懃に言うと林は頭を下げている。下げた時にニヤリと笑ったように静は感じて、座
 り込んでしまった。(つづく)







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