fc2ブログ

記事一覧

小説 舞の楽園 ( 座敷牢 -17 )


         座 敷 牢   { 17 }
   「もう・・林に犯られちまったのかい・・?良く入ったね。林のものは大きい
 からねぇ・・女だって・・林のものは受け入れるのは大変なんだよ・・」
 奥様の光子が先程の着物姿とはうって変って、黄色のワンピース姿で現れた。
 「林に聞いただろ・・?わたしはあんな毛むくじゃらの男よりも、スベスベした肌
 の女の方が好きなんだよ」
 「そりやぁ・・家の人をあんたに寝取られた、女としての悔しさはあった・・さ。
 剛三が死んでお前を初めて見た時に、同じ女としてショックを受けたのさ・・。
 けれども・・そのうちに、お前をわたしのものにしたい・・と思ったのさ・・」
 「剛三にされたように、お前はオンナの肉体をわたしに投げ出して、お前がわたし
 に逆らったりしないで従順に仕えるならば・・ここを出してやらないでもないよ
・・」
林に牢を出て行かせた光子は丸裸で後ろ手に縛られて、林に犯された跡も生々しく
残っている裸身を布団に横たえている静の整形した乳房を揉みながら幾分ハスッ
パな口調で言っている。

 「これからは・・わたしのことを『お姉様』とお呼び!それから林のことは・・
林にお前を与えたことは口封じの為だからね・・!林に心を動かされるんじゃない
よ・・」
言いながら、そこだけは整形されてはいないが、剛三の嬲りによって5倍ぐらい
に膨れ上がった乳首を赤いマニキュアの付いた指先で潰している。

 「はい・・判りました。奥・・お姉様。イ、イタッ・・。静は・・お姉様の玩具
 に・・なりますことよ。可愛がって下さいま・・痛い!ませ・・。潰れちゃうぅ
・・痛い・・」
剛三には良く縛られて、乳房や乳首を掌で撫でられたこともあったが、女の急所を
こんな風に責められたことは無かった。
『流石は女性で、女の急所をしっているんだわ・・・』と感心すると同時に、陰湿
な責めに恐怖を抱いていた。
整形した乳房が変形をしてしまうのじゃないか・・と心配になっている。

 「ヨシ。判ったようだね・・。静。立ち上がって全身をわたしに良くお見せ!」
丸裸で後ろ手に縛られている静は寝ていた躯を起こして、両膝を揃えて立ち上がっ
た。
屈辱よりも恐怖が先に立っている。
その時に気付いたのだが、牢の外に跪いていた老女が何時の間にか牢の中に居るこ
とに気付いたのだ。
黒っぽい着物を着た老女は部屋の隅に溶け込むように正座をしていた。何も言わず
に、眼だけが光っている。
この老女に、『責められている自分の一部始終を見られてしまったのだわ・・』と
思うと恥ずかしくって下を向いたままであった。(つづく)










スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

舞

Author:舞
FC2ブログへようこそ!