fc2ブログ

記事一覧

小説 舞の楽園 ( 座敷牢 -21 )


         座 敷 牢   { 21 }

      ( 7 )
   黒っぽい麻の着物を裾捲りした老婆は、静の後ろ手に縛ってある縄を解いて代わり
 に金属で出来た手錠を前手に嵌めた。
静の肉体を飾っていた 後ろ手の縄を解かれた時が逃げ出すチャンスだと静は思ったが、
長い時間手を後ろに廻していたので痺れていてそれも叶わぬ内に手錠と足枷をを掛け
られてしまった。
 手錠は長さ20cmほどの鎖で繋がれていて、足枷も30cmの鎖で自由を奪われてい
 る。
 牢の隅にある囲いも無い剥き出しのままのシャワーのスペースに連れて行かれてシャワ
 ーのお湯を浴びせられている。
 老婆は静の頭と身体を素手で洗うと、身振りで四つん這いになるように指示をした。
 袂からイチヂク浣腸を取り出して浣腸を施して、排泄を済ませたアヌスにシャワーの
ノズルを外して洗腸まで施している。
最後に緩くなった静の肛門を骨ばった長い指で犯している。
肛門を指で犯される快感の中で、『このお婆さんもSなのかしら・・』と静は思って
いた。
唖のように一言も発しないこの老婆を、静は不気味で怖かった。

 無駄毛が1本も無い丸裸を前手錠に、足には30cmしか開かない足枷を付けられて
しまった静は正座を強いられて、夜の蝶かと思われるような厚化粧施されている。
「はい。終わったわよ・・」
裸のお尻をポンと叩かれて老婆が初めて口を聞いた。
さっきから一言も口を開かないので「このお婆さんは鴛ではないかしら・・」と思って
いた静は吃驚してしまっている。

  それが合図のように光子は黄色いワンピースを脱いでブラジャーとショーツだけの
半裸になった。
その身体はとても40代後半を迎えているとは思えないスレンダーな肉体であった。
出るべきところは出て、お腹もスッキリとした身体であったが、色は小麦色にくすんで
いる。
「静。こっちへお出で・・!」
静は「お鈴さん」と呼ばれる老婆の光る眼が気になって仕方が無い。
「イヤ、イヤです・・お婆さんを・・」
光子に呼ばれているが静は頭を振って、老婆を下がらせて下さい・・と光子にお願い
している。

 「我儘は許さない・・よ。素直に言うことを聞かない娘はお仕置きだからね。静。
そこへ四つん這いになりな!身体で覚える・・のね」
抗う静を見た光子は、剛三の遺品の入っている箱の中からバラ鞭を取り出して扱いて
いる。剛三はこの鞭を1回しか使った切り、性具と一緒に箱の中に仕舞ってあったも
のである。
「イヤ、イヤッ・・お許し下さい・・」
手錠と足枷だけの全裸の静を畳の上に四つん這いにさせて光子は仁王立ちになってい
る。(つづく)


























スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

舞

Author:舞
FC2ブログへようこそ!