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小説 舞の楽園 ( 義父の白いオブジェ )

        義父の白いオブジェ(3)
 俺は自分が色黒で、大柄で、毛深い体格のせいか、女は小柄で色白で、体毛
の少ない女が好みである。妻もそう云う女性を娶った。
「もっと・・・・もっと突いて、正義さん。わたしをメチャメチャにして・・」
白いオブジェがクネクネと動きながら、そう言ったのはその直後だった。
俺は耳を疑った。
『ま、正義。・・・俺のことか・・・?』
正直、俺は吃驚仰天していた。聞き違えではないかと想ったのだ。
義父が女になってアヌスにバイブレーターを咥えているのにも驚いたが、義父
の想い人が自分であるなんて思いもしなかった。
そう言って良く考えてみると、義父は俺には優しかった。一人娘である娘の
結婚するかも知れない男である俺を、次男の俺にだ・・・義父は何にも条件を
付けることなく結婚を承諾していた。俺には『優しい人だなあ・・・』と思っ
たんだ。

「美加さんを僕に頂けませんか・・・?」
そう言って結婚の申し込みにこの家に来た時には、まさか義父が俺のものに
なるなんて意識もしていなかった。義父もそうに違いない・・・・が、何時
頃から俺を意識していたのだろう?そして女になっていたのだろう?『後で
聞いて置ねばなるまい・・・』と頭の片隅では考えている俺がいた。
「ああ・・正義さん。素敵よ・・・あなたの、あなたの太いものがわたしの
中に入っているのね・・・」
先程聞いた『正義さん』という言葉は聞き間違えではなかったか・・と考え
始めたときに、義父は再び口走っている。
今度は甘い蕩けるような声ではっきりと俺の名前を呼んで、俺の男根を求め
る言葉を吐いていた。
持っていた金属性の靴べらはもう、そっと置かれていた。

 そのオブジェが尻だと知った瞬間に、俺は不思議にも欲情していた。
それほどそのオブジェは白くて綺麗に見えたのだった。口にはバイブが突き
刺さっていてクネクネと小刻みに動いているそのオブジェは、俺の尻のよう
にむさい毛などは生えていなく、白く輝くようでツルンとしていいた。
俺は女が好きだ!妻の美加には言ってはいないが、結婚前は他の女と2股を
かけていた時期もある。男なんて恋人にしようなどとはこれっぽちも考えた
こともない。男の躯なんて見た目も汚いと思っていたのだ。
それがこのオブジェには、男の義父の尻だと知ったオブジェにも、男根を
勃たせてしまったのだ。
その女に成り切って喘いでいるオブジェを、いや俺を想って喘いでいるその
白い尻の持ち主を俺の女にしようと決心した。
 今ここで・・・完璧に俺の女に・・・・だ。

  <2>俺の女
 オブジェの前に、いや義父の前に俺は姿を現すことにした。
もう隠れてなんか居られなかったし、その必要も無いと思った。
逆しまになって白い尻を上げているオブジェの横に立ったのだが、目を瞑っ
て快感に浸っているような義父は最初は俺の存在に気付かなかった。
裸のお尻を上に持ち上げてを両脚を揃えて前方に投げ出しているそのオブジ
ェの揃えている両脚裏を、俺は左手で掴んだんだ。(続く)
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