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小説 舞の楽園 ( 義父の白いオブジェ )

        義父の白いオブジェ(7)
大学では何もしてはいなかったが高校時代は野球部に入っていてピッチャーを
やって4番を打っていた。体格も大きくて筋肉もまだまだ付いている。
そんな俺は精力も有り余っている。

 義父は大里信夫、確か54歳のはずだ。前にも書いたが、小さいが堅実な建
築関係の会社で資材部の部長を勤めている。
部長と言っても小さい会社であるから、何でも自分でこなさなければならない
らしい。
会社では一応やり手の部長と云うことで通っているようだが、家では厳格とは
言えないが良き夫として振舞っている。
「今日も現場の方へ行く積りなのだ・・・」と今朝の4人揃った朝食の時に言
っていた。大里家は夕食はバラバラに食べるのだが、朝食だけは全員一緒に食
べることが習慣になっているらしい。美香が家にいる時にもそうだったと聞い
ている。
 そんな会話を聞いている俺は、義父は家には居ないものだと思い込んでいた。
泥棒でも入ったものだと思って金属制の靴べらで武装して、泥棒に立ち向かう
積りになっていたとしても可笑しくはない。
後日義父に問い質したところによると、この日義父は急に腹が痛くなって会社
を早退したそうだ。家に帰って来ると、女房と娘はいなかった。
「病院へ行って来ます。美加は入院するようで帰りは遅くなります」との置手
紙があったと言っている。
トイレを使って暫く寝ていると腹痛も治まって来た。
入院する娘の病院へ行ってやろうとしたが、母親である女房が就いているのだ
と云う安心感もあって、シャワーを浴びてさっき汚しているお尻を洗おうとし
たのだった。
シャワーを浴びてついでにシャワ浣を施してアヌスを綺麗にしたら、娘婿の
俺に犯されることを想像してしまったと言う。
「アナルオナニーは初めてじゃないんだろう?俺に犯されることを想像して
のアナルでのオナニーは・・・・?」
俺はワザと意地悪ぽく聞いている。
「はい・・・・前にも・・・」
義父は素っ裸で、俺に貫かれた後のベッドの中で、顔どころか身体まで朱に
染めて女のように答えていた。
この時点で、義父はもうすっかり俺のオンナになっていた。
真っ赤に染まった顔をした義父の話によると、家には誰もいないこともあっ
て、普段は鍵の掛っている引き出しを開けてバイブを取り出して、浣腸と洗
腸で緩くなっているお尻の穴にバイブを埋め込んでスイッチを最弱にして、
ベッドの上でオブジェとなっていたのだそうだ。
「美加さんを僕にください」
俺が大里家を訪れて美香を嫁に欲しいと申し込みに来た時に、俺は意識をし
てそういう態度を取った訳ではないのだが、義父は俺の態度と行動にに何故
か男を感じたのだと言う。
俺に好意を抱いた義父は、既に婚前交渉まで済ませていた俺達をすんなりと
許してくれたのである。
これは後になって美加に聞いた話であるが、義母はその時は反対したらしい
のだが義父の一声で、美加は俺のところへお嫁に来ることになったという話
である。
 そんなこともあって、俺と義父とは何となく好感度を持ち合っていたのだ。
俺は義父の人間関係に対しても尊敬していた。しかし、義父の俺に対する好
感は可笑しな方向へ向って行ってしまったらしい。(続く)
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