義父の白いオブジェ(63)
「おじゃまします」
俺達は車から出て挨拶を交わした。
前田の親父は胸毛が見えそうな白い開襟シャツとボウボウとした脛毛が丸見
えの半ズボンを着ていて、伸子はピンクのムームー状のストンとしたものを
着ていた。
上から降りて来るのを見上げている俺には、階段の途中まで降りた伸子の様
子がちょっといつもと違うと思ったのだ。
「アッ・・・」
伸子が階段を1段降りる時に足を止めて、小さく溜息のような悲鳴を漏らし
たのを聞き漏らしてはいなかった。良く見るとモジモジと身体を揺すってい
る。伸子は身体が何かに擦れたような感じであった。
俺はハッと思い出した。
信州の温泉で信子の躯を浴衣の紐でだが真っ白な股間を縛っていたことを思
い出したのだ。
そう思って見ると、ピンクのムームーの下には何も着けてはいないようで、
赤い縄の縞模様が見えるような気がしている。
もち論、彼女の身体の割には巨大過ぎるオッパイはデーンと張り出して、頂点
にはノーブラであろう乳首が陰影を生々しく映し出している。
「こんにちは、よくいらっしゃいました」
階段を降り切った彼女は親父に手を引かれて俺達の前まで来た。そして丁寧
に頭を下げて挨拶をした。
すると、彼女の首の後ろが見えたのだ。そこには真っ赤な縄が廻されている
のが俺には見えたのだ。縛られているな・・・と俺は思った。
「良くいらっしゃいましたね。信子さんは1段と女振りが上りましたね。ハ
ハハ・・・」
信子に向ってお世辞を言っている親父は最後にいかにも好色そうに笑った。
「ありがとうございます。嬉しいわ・・・前田様もお元気でなによりでござ
いますわね・・・」
お世辞など言われたことは無いのであろう。信子は非常に嬉しそうに言って
微笑んでいる。俺はちょびっとジェラシーを感じていた。
「伸子。歓迎しろよ!」
突如、後ろに控えている伸子を振り返った親父は可笑しなことを言い出した。
俺が何をしてくれるのだろうと思って伸子の方を振り返ると、親父に言い含
められていたのであろう伸子は顔を真っ赤に染めて周囲を見回している。
他の車が道に現れないことを確認すると、着ていたムームーを胸まで捲くり
上げたのだ。
曇天であるが6月の陽の光は明るい。その明るい陽の中で伸子の白い裸が現
れていた。ムームーの中には朱色のロープで縦横に縛られた伸子の全裸の姿
があったのだ。いや全裸ではない。朱色のロープは縦にも掛っていて、伸子
のオマ〇コに蓋をして後ろに消えていた。
大きな乳房の上下を赤い縄で巻かれて乳房は前方に大きく突き出せられて、
白い首を1回りしたロープは下に下りて菱形を作り1本になって、恥毛が見
当たらない女陰を割って後ろ側に廻っていた。
俺はその美しさに息を飲んで見つめるだけだった。(続く)
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